声帯ポリープと急性声帯炎を併発し、5月に脱退を表明していた4人組ロックバンドSPYAIRのボーカル・IKEが、ポリープの除去手術を受けたことが28日、わかった。IKEはバンドの公式サイトで「SPYAIRの信じる、音楽や歌を、少しでも早くみんなに届けられるようにリハビリをしていきます」とバンド脱退を撤回するコメントを発表した。

　のどの状況が悪化していたIKEは5月20日、自身のツイッターで「誰とも相談はしていない　自分の判断で決めました。聞いて下さい。そして伝えて下さい」「SPYAIRを辞めます！」とツイートし、ファンは騒然。その後、公式サイトで「IKEのツイートは、ボーカリストとしての責任の重大さと、病状が悪化したことによる理由からのもの」と釈明があったが、全国ツアーは中止され、バンド活動は休止状態になっていた。

　公式サイトではIKEの病状について「引き続き療養中ではありますが、経過は順調です」と説明。「IKEの回復具合をみつつ、活動再開に向けてメンバー・スタッフ一同、準備を進めております」とし、「SPYAIRは解散しません。これからも前に進んで行きます」と決意を表明した。

　IKE自身も「自分の言動で、大変なご心配ご迷惑をおかけしてしまい、本当に申し訳ありません」と謝罪し、「これからしばらくの間、ちゃんと喉を休ませ、療養します」「もう一度、音楽を始めた頃のような気持ちで、前に進んでいきたいと思っています」と気持ちを新たにしている。

　YouTubeのSPYAIR公式チャンネルでは、今年初頭にレコーディングされ、今夏リリース予定だった未発表曲「GLORY」の配信をスタートした。