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小松菜奈、「想像していたものと違った」女優業を語る

 モデルとして活動しながら、ミュージックビデオなどでも活躍。昨年出演した、ドコモ『dビデオ』のテレビCMで踊る姿が話題となり、瞬く間に注目度を急上昇させた新鋭女優・小松菜奈。今年はヒロインを演じる映画が2作公開されるなど、今まさにブレイク中の小松は、清涼感とともに不思議な存在感を放っている。そんな小松の素顔をのぞいてみた。

ドコモ『dビデオ』CM出演から人気急上昇中の小松菜奈「女優業を軽く考えていたところもあった」(写真:逢坂聡)

ドコモ『dビデオ』CM出演から人気急上昇中の小松菜奈「女優業を軽く考えていたところもあった」(写真:逢坂聡)

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 女優としての演技の仕事に本格的に挑み、その姿が世に出るのはまさにこれから。ヒロイン役で映画デビューする『渇き。』(6月27日公開)、そして秋には同じくヒロインを演じる『近キョリ恋愛』(10月11日公開)と続く。

「ずっとモデルをやっていたので、CMやミュージックビデオのお仕事をさせていただく機会があって、そのときに『演技って楽しそうだな』と興味を持つようになったんです。それからは、映画を観ても『自分も映画に出てみたいなぁ』と思ったりしていました。できるなら、現役高校生のうちに高校生役を演じてみたいなと。『渇き。』の加奈子役は高校生で同い年、夢が叶いました!」

 元気な受け答えが周囲の空気を軽くする。映像を通して観る不思議な存在感よりも、明るい笑顔とあふれ出るポジティブなオーラが印象的。なぜ高校生のうちに映画に出たいと思ったのかを聞いてみた。

「モデルの仕事をしていると、学校を休んだり、途中で授業を抜けたりする日もあって。学校の男の子たちから『ほんとにモデルやってるのかよ?』っていう感じに言われていたんですね。男の子は女性誌を見ないから伝わらないのは分かるんですけど、なんか悔しくて(笑)。だから、映画に出たら気づいてもらえるし、きっと『すごい!』って思ってもらえるだろうなと。もちろん、ほんとの高校生だからこそできることもあるだろう、というのもありますけど」

 負けず嫌いな性格なようで、本人いわく「そうなんです、すごく(笑)」。そんな負けん気を発揮して臨んだ『渇き。』は、中島哲也監督のポップでカラフルな世界観に包まれた、超過激なバイオレンスが渦巻く衝撃作。中島監督の厳しい現場でハードな内容の作品の撮影をこなし、女優としての一歩を踏み出した。

「最初は、演じることは自分に向いていないんじゃないかって思ったりしたんです。でも、撮影の本番になると、自分でも意外だったんですけど、のびのびとできたり、リラックスできたりしたんです。撮られることは嫌いじゃないし、演じる楽しさにも気づけました」

 完成作を観たときは、あまりの暴力的な表現や物語のどぎつさに「私も観て呆然としちゃいました」とくったくなく笑う小松。撮影中は、とにかく自分の演技のことで精いっぱいだったという。そんな初めての映画が完成して、また新たな想いに火がついたようだ。

「女優さんってどういう仕事なんだろう、映画ってどんなふうに撮影するんだろう、っていう興味は大きかったんですが、経験したことがなくて分からないからこそ、軽く考えていたところもあったんです。実際は、想像していたものとぜんぜん違いました。自分ではない別のキャラクターを演じるのってすごく難しいし大変だけど、女優という仕事って楽しいな、そう思えた現場でした。今回の加奈子は不思議な女の子だったので、次はそれとは違う役、いろんな役をやってみたいです」

◆小松菜奈インタビュー『これはもう運命かも!伸び伸びとして不思議感を』

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