3月30日に胃がんのため亡くなった俳優・蟹江敬三さん(享年69)の『お別れ会』が13日、東京・青山葬儀所で営まれ、俳優仲間や関係者など約700人が参列した。喪主を務めた長男で俳優の蟹江一平は、「胃がんについては『黙っていろ、誰にも言うな』と言われていた」と涙を流しながら明かした。 「人見知りをしない私が唯一人見知りをしていた人物は、父・蟹江敬三でした。本当のこの人はシャイで無口で不器用な男だった」と父親との思い出を振り返った一平は、「12月に医者から病状を聞いた時に、先は長くないなと覚悟しておりました」といい、「5月には手術して胃がんを根こそぎ取るという計画をしていましたが、なぜなのか抗がん剤が効いていたにもかかわらず、3月に帰らぬ人となってしまいました」と述懐。
2014/05/13