歌手の華原朋美による、復帰後初となる7年ぶりに開催した単独コンサート『DREAM〜TOMOMI KAHARA CONCERT 2013〜』の東京・NHKホール公演の模様が、1月2日（後7時〜）にWOWOWで独占放送される。同番組では、インタビューやリハーサル、バックステージの様子も放送。歌手として順調な再スタートを切った華原は、「（来年）紅白出場めざします」と意気込むも、プライベートについては「恋愛もできたらいいですが、まあ難しいでしょうね（笑）」と当面は仕事に全力投球になりそうだ。

【写真】その他の写真を見る

　2007年に活動休止し、昨年12月に復帰して以来、CD発売記念イベントなどは行ってきたが、単独公演は2006年9月以来7年ぶり。今回のライブでは、苦悩の日々から再生まで朗読と歌で構成され、朗読原稿は自ら執筆。「自分の正直な気持ちを包み隠さず伝えたかった」と失恋や薬物依存症、リハビリ、フィリピンでの生活などを率直なまでに明かし、「みなさんの前で一緒に考えながら、同じ気持ちになってもらいたかった。そういう意味では何度もできないコンサートでしたね」と身を削る想いで挑んだという。

　また活動休止中を振り返り、「絶望した気持ちを長く引きずってしまったことや、周囲の方を苦しめてしまったことを反省している」と赤裸々に告白。「自分だけが苦しいのではないのですよね。もっと苦しみ、闇から抜け出せない人がいることを、ボランティア活動などを通じてようやく知ることができました」と振り返り、「いま辛い思いをしている男の子や女の子に、それは通過点だからもっと頑張ろうね！と励ましてあげたい。私が“素”のままでテレビに出たり、歌うことでそれができるのではないかと思っています」と語った。

　今後の展開について華原は、「もっと歌手として成長したいのでボイストレーニングをしたり、太らないように食事に気をつけ、運動も心がけています」と前向きな気持ちでいる。「辛いこともありましたが、ここ1年は笑顔でいることが多いです」と明かし、「今の自分が好き」と充実した表情で語った。来年は、「カバーアルバムをリリースできたら」と歌手活動に意欲的で、「90年代の曲が素晴らしいと思っているので、改めて聴いてもらいたいです」と自身の音楽愛をのぞかせていた。