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2013年度CM、人気ドラマ出演者の起用急増 『あまちゃん』『半沢』の影響力絶大

 CMに関する調査を行うCM総合研究所は12日、都内で『BRAND OF THE YEAR 2013』を開催し、本年度のCM好感度ランキングを発表。ソフトバンクモバイル/SoftBankが7年連続の1位に輝いた。今年の傾向を見ると、首位のソフトバンクモバイルを始め、『半沢直樹』や『あまちゃん』ら人気ドラマ出演者を起用した作品が急増している。

CMで『半沢直樹』を彷彿とさせる熱演ぶりをみせた堺雅人

CMで『半沢直樹』を彷彿とさせる熱演ぶりをみせた堺雅人

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 今年は、テレビドラマのヒットを機に、出演者のCM起用が増加するケースが相次いだ。最終回で平均視聴率42.2%を叩き出し、今世紀歴代1位をマークした『半沢直樹』(TBS系)では、主演の堺雅人がスカパーJSAT、トヨタに加えて、10月からソフトバンクモバイル、サンヨー食品に出演。さらに、同作で個性的なオネエキャラを演じた片岡愛之助が、オートバックス、オンワード樫山のCMに起用された。壇蜜は西友や森下仁丹など5社に出演し、堺の同僚役を演じた滝藤賢一もレオパレス21に登場した。

 一方、「じぇじぇじぇ」の流行語を生んだNHK連続テレビ小説『あまちゃん』からは、ヒロインを演じた能年玲奈がドラマ後の10月からアサヒフードアンドヘルスケアのCMに出演。放送前から出演していたカルピス/カルピスウォーターもドラマの盛り上がりと共にCM好感度が急上昇した。

 また、脇を固めた有村架純は、リクルート、伊藤園、亀田製菓など9社に出演。小泉今日子と片桐はいりは、ドラマ終了後に明治安田生命のCMに起用され、古田新太塩見三省尾美としのりの3人はダイワハウスに揃って共演。古田はカゴメのCMでも松田龍平と共に出演している。

 そのほか、CM自体にもドラマを踏襲する演出が目立ち、ソフトバンクでは堺が『半沢』を彷彿とさせる熱血サラリーマン役で出演し、共演の上戸彩や笑福亭鶴瓶、北大路欣也らも登場。さらに、auのCMでは、小木曽役で注目を集めた俳優・緋田康人が、ドラマさながらに机をバンバン叩く演出で、約14年ぶりにCMに起用されており、両ドラマの影響力の大きさが際立った。

【2013年度 銘柄別CM好感度TOP10】
総合順位(前年順位) 企業名:代表銘柄名/代表作品名
1(1) ソフトバンク モバイル株式会社:SoftBank/おじさんと再会
2(4) KDDI株式会社:au/ドッキリCM本人登場
3(3) 株式会社NTT ドコモ:NTT DOCOMO/ドコモのツートップ 2CELLOS
4(5) サントリー食品インターナショナル株式会社:ボス/宇宙人ジョーンズ・コンサート
5(2) トヨタ自動車株式会社:企業広告/しずかのバイオリン
6(315) ダイハツ工業株式会社:ムーヴ・ムーヴカスタム/手紙
7(19) 大和ハウス工業株式会社:イメージアップ/ベトナムにも
8(−) 全国都道府県及び20指定都市:ロト7/話は変わる
9(18) 株式会社トライグループ:家庭教師のトライ/夏、ザワつくハイジ
10(10) 株式会社ユニクロ:ヒートテック、ウルトラライトダウン/日本の冬をもっと元気に。

【調査概要】
集計期間:2012年11月度〜2013年10月度(2012年10月20日〜2013年10月19日)
調査対象:関東1都6県在住の一般モニター男女3000人に聞いた「月例CM好感度調査」の12ヶ月分より集計
2013年度のCM展開:全1939社8112銘柄(東京キー5局)
(すべてCM総合研究所調べ)

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