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矢野顕子、来春新作アルバム発売 恒例ライブで奥田民生と「すばらしい日々」初披露

 シンガー・ソングライターの矢野顕子が8日、年末恒例のワンマン『さとがえるコンサート』の最終公演を、東京・NHKホールで行った。本ツアーは、1994年に発表したアルバム『エレファントホテル』全13曲ほか、最新のナンバーなどで構成。この日は、“ミュージシャン仲間”の奥田民生がゲスト出演し、ライブでは初披露となるユニコーンの名曲「すばらしい日々」など全3曲をコラボレーションした。また、来年春に矢野のニューアルバムが発売されることも発表され、会場には何度も大拍手が沸き起こった。

お茶目に語るMCでは、会場に何度も笑いが起こった

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 「今年もお歳暮とともにやってきました」。矢野は、音に身をゆだねるように、全身でリズムを取りながら実に楽しげに曲を披露していく。『エレファントホテル』は、彼女にとって最も好きなCDのひとつであり、最も曲想のバラエティに富んだアルバムと自負する作品。今回は、テルミン、オンド・マルトノといった、珍しい楽器を駆使するメンバーで編成されたユニット・MATOKKUを従え、本来のアルバムとはまた一風変わった、独特の世界観を作り上げた。

 途中で招き入れた奥田とのコラボは、矢野がピアノで、奥田がアコースティクギターというスタイル。共演をとても楽しみにしていたという矢野たってのリクエストで奥田の持ち歌「スタウダマイヤー」と、話の流れから本日限りタイトルが変更(!?)された「“星屑の”ラーメン食べたい」。そして、ユニコーンのカバーで、『エレファントホテル』の収録曲でもある「すばらしい日々」を独創的なアレンジを効かせて披露した。

 トーク場面では「その(着ている)シャツ新しいの?」(矢野)、「新しいですよ。なんでですか?」(奥田)、「最近、新品だけど古びて見えるやつとかあるじゃない」(矢野)、「いや、これどう見たら古びて見えるんですか?」(奥田)など、絶妙なキャッチボールで会場を笑いの渦に。本当なら一緒に曲を作りたかったという矢野だが、今回はお互いのタイミングが合わずに断念してしまったことから、「今度また作りましょうね」と笑顔で誓い、早くも次回の共演に心を踊らせていた。

 アンコールでは、今年8月7日に発売した7年ぶりのシングル「リラックマのわたし」や、“伊勢丹フリーク”が高じて実際に手がけることになった、伊勢丹の公式ソング「ISETAN-TAN-TAN」。そして、THE BOOMの名曲を“矢野流”にカバーした「中央線」で、東名阪3ヶ所を巡った今年の『さとがえるコンサート』はしっとりと幕を閉じた。

 この最終日には、「また(今までと)まったく違う世界を作っている」というアルバムの発売とともに、来年2月17日にアルバム収録曲の初お披露目ライブを東京・渋谷 WWWで開催することも発表された。

 「これまでいろんな曲を作ってきて、こんなにいっぱい曲があるんだったらもう書かなくていいんじゃないかなとも思うけど、やっぱり書いてしまいます」。そう笑顔で語る矢野からは、本当にメロディが溢れて鳴り止まないといった様子。「また来年お会いしましょう」のひとことに、多くのファンが楽しみを覚えたことだろう。
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  • 矢野と奥田による「すばらしい日々」は絶品
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