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元・照明スタッフ、異色の美人声優・藤井ゆきよとは?

 話題の劇場アニメ『サカサマのパテマ』(11月9公開)で、初の主演を務める声優・藤井ゆきよ。2011年より本格的な声優業をスタートした彼女だが、元々は舞台等の照明スタッフだったという異色の経歴の持ち主。そんな彼女に、今作の魅力はもちろん声優への想いもたっぷり聞いた。

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■初主演が“サカサマ”のヒロイン!?

 初主演である劇場アニメ『サカサマのパテマ』は、空を忌み嫌う世界・アイガ国を舞台に、空に特別な想いを抱く少年・エイジ(岡本信彦)と、地底世界から降ってきた“サカサマの少女”パテマ(藤井ゆきよ)による異なる景色を持つ者同士の心の触れ合いを描く。

 重力が逆さまになった2つ世界が物語の舞台となっただけに、当初演じるのは苦労したという藤井。「設定的にやったことのない役柄だったので(笑)。最初は空に落ちる感覚、重力が逆の感覚ってどんな気持ちなんだろう?ってずっと考えていまして。とりあえず逆立ちもしてみたんですけど(笑)」とアフレコ現場を振り返る。

 主演作ということで、吉浦康裕監督とマンツーマンで話す機会は一番多かったという藤井。役への肉付けは入念に行ったという。「この作品に懸ける思いを肌で感じることが出来たので、何とかそれにお応えしなければ!って思いました。初の主演ということで、自分でも思い入れも強かったんですけど、不器用な面も多くて(笑)。でも、ひた向きに生きるパテマとリンクする部分はあったのかなって」(藤井)。

 今作のポスターは、主人公のパテマとエイジが“逆さま”の状態で抱き合うという斬新な構図であり、同作の世界観を見事に1枚の絵で表していると言っていいだろう。「ホントに素敵なカットですよね!! 逆さま同士で抱き合ってるんですけど、物語の全てをそのまま一枚の絵で表していると思います。あと、ひっくり返して見ると、また違った印象を受けるんですよ。一見、何か技をかけてるのかと思いますけど(笑)」と語るように、藤井自身も大変気に入っているカットのようだ。


■照明スタッフの経験から“裏方の視点”を学んだ

 同作は、異世界に住む者同士による観点の違いを、“サカサマ”という表現で明確に提示。異なる視点の他者と、いかに共感し心のふれあいが成されていくのかがテーマだ。藤井は声優になる前に、舞台などの照明スタッフとして働いた経験があり照明技術者技能検定2級の免許を持つ異色の経歴の持ち主。その経験を通して藤井は、個人的な視点とはまた別に、客観的に自分を見るということの大切さを学んだ。

 「昔、舞台の照明スタッフをやっていたんですけど、“裏方の目線”という部分を学びました。どうすれば演者たちを引き立てられるか? という部分を徹底的に教わったんです。だから自分が演じる立場になっても、どこか自分を“裏方側”として見ている部分があるというか」(藤井)。

 作品に懸けてる想いは立場ごとに異なるものだ。演者としての目線からは見えない部分で、沢山のスタッフによる尽力があると、日々感じることが出来る。これは元々、“裏方”だった藤井ならではの視点と言えるだろう。「最近、イベントに出させて頂いたんですけど、裏方で照明やっていた時は、出演者の立ち位置を見て、『あ〜!! そこじゃ、ちゃんと照明当たらないのに…』って思うこともあったんですけど、でも、いざ自分が舞台の上に立つと、緊張で頭が真っ白になってすっかり忘れている(笑)。想像するだけじゃなく、実際体感してみないとわからない部分ってあると思うんです」(藤井)。

 本格的に声優業を志した理由は、子供たちの観ている作品に、そして子供たちに観て欲しいアニメに関わっていきたいという想いからだった。強く秘めた想いがあるからこそ、藤井は「声の仕事が楽しいんだということを忘れずにやっていきたいですね。仕事になる感覚が怖いので。あとは、もっともっと技術をつけたいです」と、今後も声優としての更なるステップアップを目指していく。



関連写真

  • 異色の経歴の持ち主!声優・藤井ゆきよ
  • 藤井ゆきよが初主演を務めた劇場アニメ『サカサマのパテマ』(11月9日公開)。斬新な構図の映画ポスター (C)Yasuhiro YOSHIURA/Sakasama Film Committee 2013
  • 主人公・パテマ
(C)Yasuhiro YOSHIURA/Sakasama Film Committee 2013
  • 異色の経歴の持ち主!声優・藤井ゆきよ

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