人気アイドルグループ・AKB48の佐藤すみれ（19）が、メンズファッションブランド・VANQUISH（ヴァンキッシュ）のモデルに起用され、クールな一面を新たに披露している。このほどORICON STYLEのインタビューに応じた佐藤は、これまでの「かわいい」イメージを変えた理由、そしてソロ活動や将来の夢について語ってくれた。

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　佐藤は、同ブランドが展開する、女性アーティストやタレントとのコラボプロジェクト「VANQUISH VENUS」（9〜10月）のモデルに抜てき。これまでロリータファッションやかわいらしい服をまとうイメージのあった佐藤が、メンズファッションに身を包み、いつもとは違う表情を見せてイメチェンしている。

　「メンズのファッションを着るのは、一生ないことかなと思ったので、新しい道を切り開こうと思いました。元々、ロリータだけじゃなく、かっこいい服も好きだったんです。こういう格好もできるんだよっていうのを皆さんに見せたかったんです」とニッコリ。

　ファンやAKB48メンバー、スタッフからの反応も良かったと明かし「自信になりましたね。この前、初めてメンズの服を買いましたよ」と、ファッションの幅も広がって大喜びだ。

　11月20日にハタチの誕生日を迎える佐藤。大人の仲間入りを間近に控えるタイミングで、新たな分野に挑戦したことは「時期的に良かった」。10代のうちにソロ写真集を出すことが夢だったというが、惜しくも実現には至らず。しかし、同ブランドの直営店及び公式オンラインストアにて配布される「LOOKBOOK」が、記念の1冊に仕上がったとうれしそうに話す。

　「これ、私の1冊目の写真集みたいになっているんです。自分で見て、別人かなって思いました。メンズの服を着てのポーズが全然わからなくて、海外モデルさんのポーズとかを参考に撮ったんですけど、すごい楽しかったです。OKテイクもいっぱいあって、うれしかった」と声を弾ませた。

　モデルとしての憧れの人物は、今年7月に同グループを卒業した篠田麻里子。昨年11月、組閣で篠田と同じチームAに異動し、仲良しになったという佐藤は「AKBをやりながらソロ活動も大切にしていて、一人でやることのアドバイスもくれました。すーちゃんはこうした方がいいよって言ってくれたのも麻里子さんだった。卒業して会う機会が減ったけど、今回のLOOKBOOKを見せたいです」。

　モデル業以外にも、夢は膨らむばかりだ。「今まで経験してきたことを活かして、いろんなことができる人になりたい。例えば私、ギターが弾けるし、鍵盤も弾ける。ミュージカルにも出させてもらったし、文芸もできるとか、なんでもできるキャラを出していきたい。声優も経験していますし、女優業もやってみたいです」と瞳を輝かせた。

　そういう話を聞くと、気になるのがAKB48の卒業時期だが、佐藤は「今は考えてないです」と即答。「やっぱり、AKB48の活動は楽しいから、ですね。いろいろ、1番やらせてもらっていますし」と充実の表情を浮かべてみせた。

　なお今回、同ブランドのモデル起用に合わせて、4人組ロックバンド・In 197666の最新ミニアルバム『│idea│』（10月9日発売）のリード曲「Listen to me」のミュージックビデオにも出演が決定。同ブランドの服を着用した佐藤が「初めて一人で出演する映像作品」となっている。また、新店舗「VANQUISH ルミネエスト新宿店」がきょう5日より東京・新宿にオープンする。