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宮崎駿監督、引退表明 6日に東京で会見へ

 最新作『風立ちぬ』が大ヒット中の宮崎駿監督(72)が“引退”を表明した。『第70回ベネチア国際映画祭』(8月28日〜9月7日)に参加するため、イタリア・リド島に滞在中のスタジオジブリ・星野康二社長が現地時間1日、午後1時過ぎより行われた公式会見の最後に明かした。宮崎監督は6日に東京都内で正式な会見を開く。

 星野社長は「ベネチア映画祭には過去に何度も招待していただきました。宮崎駿はリド島がとても好きです。世界にたいへん友人の多い宮崎駿に関しての発表をこの場でさせていただきます。『風立ちぬ』を最後に、宮崎駿監督は引退することを決めました。来週、宮崎駿本人による記者会見を東京で開きます。したがいまして、引退に関する質問は一切受けることができないことを了承いただければと思います。くれぐれも皆さんによろしくということです」と宮崎監督の“引退”に言及。

 今年の『ベネチア映画祭』コンペティション部門に、日本から唯一の出品作となった『風立ちぬ』。世界中に愛されている宮崎監督の5年ぶりの新作ということもあり、約270席用意された公式会見場「パラッツォ・デル・カジノ」には、各国ジャーナリストが集まり大盛況。突然の“引退”表明に会場はどよめいた。

 公式会見には星野社長と共に、ヒロイン・菜穂子の声を演じた女優の瀧本美織が出席。瀧本は「ボンジョルノ。ピアチェーレ(はじめまして)。イオ・ソーノ・ミオリ・タキモト」とイタリア語であいさつし、「宮崎監督は世界中から愛されていて、会えるだけでうれしかったのですが、菜穂子という役を頂き全力で演じました。映像、台本を見て、生きるのにつらい時代なのに、二郎さん、菜穂子さんらがいきいきと生きている姿に、同じ日本人として勇気をもらえました」などと話していた。

 同映画祭とスタジオジブリ作品のかかわりは、2004年の第61回に宮崎駿監督の『ハウルの動く城』がコンペティション部門に初選出され、宮崎駿監督とスタジオジブリに対して「オゼッラ賞」が贈られたほか、2005年の第62回では優れた作品を生み出し続けている監督として、宮崎駿監督が「栄誉金獅子賞」を受賞。2006年の第63回では宮崎吾朗監督『ゲド戦記』が特別招待作品として公式上映。2008年には宮崎駿監督『崖の上のポニョ』がコンペティション部門に選出され「ミンモ・ロッテラ財団賞」を受賞している。

関連写真

  • 6日に“引退”について会見を開く予定の宮崎駿監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第70回ベネチア国際映画祭』の公式会見に出席したスタジオジブリ・星野康二代表取締役社長(右)とコンペティション部門出品作『風立ちぬ』のヒロイン・菜穂子役の瀧本美織(左)

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