俳優の北大路欣也と女優の真矢みきが、『劇場版トリコ 美食神の超食宝』（7月27日公開）にゲスト声優として出演することが3日、わかった。北大路と真矢は、映画『HACHI／約束の犬』（2009年）の日本語吹き替え版で夫婦を演じて以来の声の共演。同作でも、かつて最高の“食”を共に追い求めるパートナーを組んでいた設定として登場する。

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　『ドラゴンボール』『ワンピース』に続く『週刊少年ジャンプ』（原作：島袋光年）の“王道”少年漫画原作のアニメ劇場版第2弾にして、単独で初めて劇場公開される作品。トリコ（CV：置鮎龍太郎）と小松（CV：朴ロ美）をはじめ、ココ（CV：櫻井孝宏）、サニー（CV：岩田光央）、ゼブラ（CV：松田賢二）ら“美食四天王”が大集結し、かつてない大冒険が始まる。

　北大路は、巨大な翼を持ち、兜と鎧に身を包んだ大男で、元美食會特別料理顧問、青白い炎をまとって攻撃を仕掛けて、トリコたちを圧倒する“ギリム”役。真矢は、旧第1ビオトープの女所長で幻の花・コロナサンフラワー守り、ギリムとはかつてコンビを組んでいた“あやめ”役。2人ともストーリーの鍵を握る重要な役どころを演じる。

　ソフトバンクのCMで長年お父さんの声を担当している北大路だが、「私はアニメーションが自由むげであることも含め、もともと絵が好きであり、才能ある人々が集まってできている『トリコ』のギリム役に決まった時には、大変なものを引き受けたと感じました」とコメント。「主人公トリコと今回演じるギリムの両極の存在が、この作品に一つの大きなパワーを生み出しています。面白く楽しく、迫力もあり、思いやりの感じるこの作品を、ぜひご覧ください」と見どころを語っている。

　真矢は「声優は、興味のある大好きな世界のひとつですので、そこに入れた一員として余韻に浸っております。『トリコ』は痛快性やヒューマン、結束力も描かれており、色んな側面、奥深さを連想させてくれる作品。あやめは、女性の持つ強さと柔らかさ、守ることや人を待つこと、母性にあふれる大地のような広い愛を兼ね備える人物でした。非常に満足感あるこの作品を、テーマパークに行った気持ちで楽しんでください」と話している。