7月スタートのアニメ『たまゆら〜もあぐれっしぶ〜』の第1話先行上映会が30日、東京・東劇で行われ、メインキャストの竹達彩奈（沢渡楓役）、阿澄佳奈（塙かおる役）、儀武ゆう子（桜田麻音役）と佐藤順一監督が登壇し、新シリーズに向けた想いを語った。名古屋で開催の『AT-X SECRET PARTY in NAGOYA』会場にいた井口裕香（岡崎のりえ役）との生中継なども行われ、会場は大いに盛り上がった。

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　同アニメは、広島県竹原市を舞台とし、写真が大好きな高校生・沢渡楓と、彼女をとりまく人たちの日常とささやかな夢を描く物語。2010年にオリジナルビデオアニメーション（OVA）『たまゆら』にはじまり、2011年10月よりテレビシリーズ『たまゆら〜hitotose〜』が放送された。広島県の全面協力のもと作品の舞台を忠実に再現し、多くの聖地巡礼ファンを生んだ。

　テレビシリーズ第2期の見どころについて、竹達は「楓ちゃんがさらに頑張っている姿」を挙げ、「OVA、1期、2期と毎回新しい表情を見せてくれる楓ちゃんから目が離せません。新キャラも登場し、よりにぎやかに幸せ度がパワーアップした『たまゆら』をすぐそばで応援できること、一緒に作らせていただけて幸せです」と語った。

　阿澄は「キャラクターとキャストがより馴染んできたり、アニメーションとしての動きや仕草もそのキャラらしさがさらに出てきたりと、オリジナル作品ならではの進化を感じました。ストーリーももちろん、ぽって（楓のあだ名）を中心とした新たな日常が丁寧に描かれています」とアピール。

　儀武は「ただまぁ相変わらずの『たまゆら』なので、『もあぐれっしぶ』が付いたとはいえあまり大きな変化は見えないかもしれませんが、そこはあしからず（笑）。ぽってたちがゆっくりとすこしずつ成長していくのを、私たちと一緒に見守っていきましょう♪」と呼びかけた。

　原作・監督・シリーズ構成を担う佐藤監督は、前の『hitotose』では楓と友達に焦点をあてた物語で構成しましたが、『もあぐれっしぶ』ではもう一度、楓の父親そして母親や新しく出会う人たちとの物語をお届けします。もちろん、かおるたちや汐入のちひろや新しい友達の物語もありますので、期待して下さい」と話していた。

　オープニング曲は大貫妙子作詞・曲、坂本真綾が歌う「はじまりの海」、エンディング曲は尾崎亜美作詞・曲、中島愛が歌う「ありがとう」。実力派シンガーソングライターが提供した楽曲にも注目だ。

　放送は、AT-X（7月3日スタート、毎週水曜　後9： 30ほか※週4回放送）、TOKYO MX（同3日スタート、毎週水曜　後10：30）、 テレビ愛知（同5日スタート、毎週金曜　深2：35）、NHK 広島（同7日スタート、毎週日曜　後1：05）、テレビ神奈川（同7日スタート、毎週日曜　深2：00）、サンテレビ（同9日スタート、毎週火曜　後11：30）、TVQ九州放送（同9日スタート、毎週火曜　深3：05）。