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『第50回ギャラクシー賞』大賞は『NHKスペシャル「復興予算19兆円」』

 放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する『第50回ギャラクシー賞』贈賞式が3日、都内で行われ、テレビ部門大賞に『NHKスペシャル シリーズ東日本大震災 追跡 復興予算19兆円』(NHK)が選ばれた。

池上彰氏ら総勢14人が各賞を受賞した (C)ORICON NewS inc.

池上彰氏ら総勢14人が各賞を受賞した (C)ORICON NewS inc.

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 昨年9月9日に放送された同番組は、震災復興予算と銘打たれた税金が、他府県の復興とはあまり関係のない事業につぎ込まれている現実や、被災者が復興予算をなかなか活用できないカラクリを初めて明らかにした調査報道番組。その後、さまざまなメディアの続報の引き金となり、「この国のあり方、仕組みといった根本的な問題提起をした作品」として高く評価された。

 優秀賞には『TXN衆院選スペシャル 「池上彰の総選挙ライブ」』(テレビ東京)ほかが受賞。ジャーナリスト・池上彰氏は「7月21日、参議院選挙の特番を再びやることになりました。大変なプレッシャーです。あれ以上のことが一体何ができるのかさらに検討していこうと思っています」とアピールしていた。

 今回の『ギャラクシー賞』テレビ部門は、これまでで最も多い285本の応募作品と月間賞に選ばれた47本を加えて選考され、14作品が入賞。大賞1本、優秀賞3本、選奨10本が選出された。テレビ部門の丹羽美之委員長は「昨年は本土復帰から40年の節目ということもあり、沖縄の放送局の力強さが目立った。また、衆議院総選挙と政権交代の年でもあった。池上さんの政治家に対する鋭いツッコミが際立ち、各局横並びの開票速報に新風を吹き込んだ。キャスターの手腕、テレビ・ジャーナリズムの必要性を改めて考えさせてくれた。震災2年目の課題を鋭く問題提起するドラマ、ドキュメンタリーも数多くあった」と総括した。

【第50回ギャラクシー賞】受賞者・受賞作品
◎志賀信夫賞=藤田潔/TBS『調査情報』
◎マイベストTV賞第7回グランプリ=『鍵のかかった部屋』フジテレビ
◎テレビ部門
大賞=NHKスペシャル シリーズ東日本大震災「追跡 復興予算19兆円」(NHK)
優秀賞=報道特別番組「標的の村〜国に訴えられた東村・高江の住民たち」(琉球朝日放送)
優秀賞=TXN衆院選スペシャル「池上彰の総選挙ライブ」(テレビ東京)
優秀賞=特集ドラマ「ラジオ」(NHK)
特別賞=『タモリ倶楽部』(テレビ朝日、田辺エージェンシー、ハウフルス)
個人賞=堺雅人

◎報道活動部門
大賞=太平洋核実験被害の真実を伝える「放射能を浴びたX年後」映画自主上映を含む報道活動(南海放送)
優秀賞=OTVスーパーニュース シリーズ企画「復帰を知る」(沖縄テレビ放送)
優秀賞=南相馬市小高区の農地復旧における一連の報道(福島放送)

◎ラジオ部門
大賞=日々感謝。ヒビカン(中国放送)
優秀賞=RBCiラジオスペシャル 復帰40周年特別番組 ラジオドラマ「40才のタンカーユーエー」(琉球放送)
優秀賞=報道特別番組「原発作業員が語る2年」
特別賞=小沢昭一さん追悼番組〜あしたのこころだ…小沢昭一について考える(TBSラジオ&コミュニケーションズ)
DJパーソナリティ賞=ピーター・バラカン

◎CM部門
大賞=本田技研工業 企業「負けるもんか(プロダクト)篇」
優秀賞=赤城乳業 BLACKシリーズ「じゃない篇」「ガリガリ君の会社篇」「売上篇」
優秀賞=東海テレビ放送 公共キャンペーン・スポット「交通事故で、死なない。死なせない。」

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