人気声優・三石琴乃が、関西テレビ・フジテレビ系スペシャルドラマ『ダブル・ミーニング　Yes or No？』（3月1日放送　後9：00）に“声”だけ出演していることが23日、わかった。『美少女戦士セーラームーン』の主人公・月野うさぎ／セーラームーンや、『新世紀エヴァンゲリオン』の葛城ミサトなどで知られる三石だが、意外にも日本のドラマは初参加。物語のキーとなる“マスク男”の声を担当している。

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　同ドラマは篠原涼子主演の人気シリーズ『アンフェア』の続編で、女優・北乃きい主演のSPドラマ第2弾。雪平夏見（篠原）の後任・望月陽（北乃）が、ベテラン刑事・山路哲夫（寺島進）とタッグを組んで、ネット配信の動画で人質を殺害し続ける視聴者参加型犯罪に挑む。

　アニメの少女キャラクターのマスクを被った“男”なのに、女性の声で話す。演じている俳優の声をボイスチェンジャーで加工するのではなく、別人のプロの声優が声を当てるという手法が新鮮。北乃も「声と見た目の映像の組み合わせが怖いんです。かわいい声で、すごく残虐なことを言う」と震え上がったほど、三石の声の芝居が生かされている。

　三石は「自分のアニメボイスを起用したいと言われたときに、かわいくて、でも子供みたいに残酷なことが平気でできるというキャラクターを目指したいんだなと思いました。アニメボイスから生身の声へのギャップで、怖さを表現できたらいいなって。犯人の動機は知っていたので、後半マスク男の感情が漏れ出るところは、核心的な気持ちを出せるように集中しました」と収録を振り返っている。