4人組バンド・SEKAI NO OWARIの新曲「RPG」が、シリーズ第21弾『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ！B級グルメサバイバル！！』（4月20日公開）の主題歌に起用されたことが17日、わかった。人気上昇中の“セカオワ”が映画主題歌を担当するのは初となる。

　自己最高セールスを記録したアルバム『ENTERTAINMENT』（昨年7月発売・オリコン最高位2位）以来、約10ヶ月ぶりとなる新曲「RPG」は、映画同様に「仲間」と「冒険」がテーマ。「空は青く澄み渡り海を目指して歩く　怖いものなんてない僕らはもう一人じゃない」という歌詞は「仲間と共に戦えるというのはこんなにも心強く、時にこんなにも寂しい思いをするのか」と思いながら書いたと解説する。

　全員が幼なじみで、6〜7歳の頃にスタートしたTVアニメを見て育ったというメンバーは「しんちゃんは私たちの良き友達であり、ヒミツの悪い友達でもありました」と回顧。「今回は主題歌のお話をいただいて、今でも彼らの友達でいられたということを、心からうれしく思っております。私たち幼なじみはいつの日か“友達”へと変わり、オトナになって“仲間”という名前に変わっていきました」と感慨深げだ。

　テレビ朝日の松久智治プロデューサーは「ある日、自宅でSEKAI NO OWARIさんの歌（「スターライトパレード」）を歌う、しんちゃんと同じ5歳の娘の歌声が。聞けば、一度テレビで見ただけで覚えたとのこと。親と子の心を瞬時につかむ詩とメロディ。確信をもって主題歌をお願いしました」と起用の経緯を説明。「園児たちだけでなく、今を生きる人たちの冒険を後押ししてくれる曲だと思います。本当に名曲です」と力を込めた。