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氣志團、ドラマー白鳥雪之丞が“休学” 根治の目処立たず

 昨年6月に発症した左手の筋肉不全断裂以来、治療に専念していたロックバンド氣志團のドラマー白鳥雪之丞が9日、根治の目処が立たないことから、来月から始まる全国ツアーには参加せず、本人の強い意志により“休学”することを、バンドの公式サイトで発表した。

氣志團(右端がドラマーの白鳥雪之丞)

氣志團(右端がドラマーの白鳥雪之丞)

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 白鳥は、昨年のけがに至った原因が「職業性ジストニア」であることを明かし、「簡単に言うと、自分がやろうと思っている行動を、体が嫌がる病気です。この病気はまだまだ解明されていない事が多く、完全なる治療法というものがないそうです。治る人もいるし、治らない人もいる」と説明。リハビリを行いながら、活動再開を目指してきたが、現在の病状について「正直に言って、症状は変わらないままです。いろいろな治療法を試しているのだけど、今回のツアーには間に合いませんでした」と記した。

 氣志團は3月1日から全国ツアーを控えているが、「今、復活の狼煙を上げている氣志團の足を、僕だけが引っ張っている。メンバーに対しても、応援してくれているファンのみんなに対しても、申し訳ない気持ちでいっぱいで。そして、この理由を今まで黙っている事が本当に苦しかった」と胸の内を明かし、バンドのメンバーや関係者、そしてファンに「みんな、本当にごめんなさい」と陳謝。「僕に少し時間を下さい。必ず、必ず帰ってくるから」と復帰を誓った。

 ボーカルの綾小路翔は「これもまた試練。頑張ります」と、自身のブログでコメント。当面の間、氣志團のライブ活動は、サポートドラマーの叶亜樹良が務める。

■白鳥雪之丞からのコメント全文

この度、氣志團を休学する事になりました。
理由はドラムが叩けなくなったからです。
数年前から叩き方のフォームがおかしいと注意を受ける事があり、自分でも若干の自覚はあったのですが、その頃プレイの事で悩んでいたので、余計にこんがらがってしまいました。
そして昨年のツアー中に筋肉を断裂。
原因を究明したところ、「職業性ジストニア」である事が発覚しました。
簡単に言うと、自分がやろうと思っている行動を、体が嫌がる病気です。
この病気はまだまだ解明されていない事が多く、完全なる治療法というものがないそうです。
治る人もいるし、治らない人もいる。
ただ、とりあえずはその職業、つまりドラムからは離れた方が良いというお話を頂いたので、昨年いっぱい、ステージはお休みさせて頂きました。
ですが現在、正直に言って、症状は変わらないままです。
色々な治療法を試しているのだけど、今回のツアーには間に合いませんでした。
それでも一緒にやろうと、違う形でステージに立てる方法をメンバー達が考えてくれました。
でも、今の僕にその資格が無いと思った。
氣志團のステージは本当に凄いんです。
メンバーとは言え、付け焼き刃で立っていい場所じゃないから。
悩みました。
今、復活の狼煙を上げている氣志團の足を、僕だけが引っ張っている。
メンバーに対しても、応援してくれているファンのみんなに対しても、申し訳ない気持ちでいっぱいで。
そして、この理由を今まで黙っている事が本当に苦しかった。
精一杯考えました。
氣志團にとって、何が一番大切なのかを。
それは僕が復活すること。
メンバーもこの六人でなければ氣志團ではないと言ってくれました。
待っていてくれると言ってくれました。
みんな、本当にごめんなさい。
僕に少し時間を下さい。
必ず、必ず帰ってくるから。
来月から始まる全国ツアーに僕は参加しません。
それは氣志團の未来のために。
だけど、スピリットは置いて行きます。
どうか氣志團に、より一層の応援を夜露死苦お願い致します。
僕も、一刻も早くステージの上でみんなと再会できるよう、頑張ります。
I'll be back again、必ず。

白鳥雪之丞

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