昨年5月に開催されたキングレコード創業80周年記念全国オーディション『Dream Vocal Audition』で、1万人を超える応募者の中からグランプリを受賞した女性ボーカリスト・塩ノ谷早耶香（18）。そんな彼女が、23日に同社から『Dear Heaven』でメジャーデビューすることになり22日、東京・港区の赤坂BLITZでデビューイベントを開催した。

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　塩ノ谷は、同オーディションでグランプリを受賞する前年の2011年、LDH主催『EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION3〜For Girls〜』で、約3万人の応募者の中からボーカル部門のファイナリストに選出され、一躍、脚光を浴びた。またデビュー前には『TOKYO GIRLS COLLECTIONリコメンドアーティスト』に選出され、デビュー曲『Dear Heaven』が全国40局を超えるパワープレイに決まるなど、今年の注目新人アーティストだ。

　この日のイベント会場は、昨年のオーディションでグランプリを受賞した思い出のライブハウス。そんな感慨にふけりながらデビュー曲を披露すると、「ずっとずっと夢に見ていたデビューなので、明日デビューできるということがいまだにそんなに実感がないんですけれど、いままでたくさんの方々に支えていただいてこうして自分の夢をかなえることができて本当にうれしく思っています」とコメント。

　また、「ここからがスタートですので、もっともっと頑張っていかなければいけないと思っています。優しさや強さの中にせつなさや悲しさやがある、そんないろいろな感情が届けられるアーティストになりたい」とデビューへの意欲を燃やしていた。

　その後、デビュー曲のミュージックビデオ（MV）に出演した若手女優・有村架純（19）がサプライズゲスト出演し、塩ノ谷に花束をプレゼント。有村は「デビュー、本当におめでとうございます。MV撮影のときにCDで聴かせていただいたんですけれど、今日は生で聴かせていただいて、泣きそうなくらいすごく感動しました。心地いいというか、歌声に癒やされました」と絶賛した。

　さらにサプライズとして、2月下旬から約3カ月間かけて、全国57都道府県を回る「うた修行」（日本全国を1人で歌って回る）を行うことを発表。様々なシチュエーションや観客の前で歌うことを通じて、シンガーとしての“スキル”や、歌を通じて人に感動や想いを“伝える力”を身につける。

　その修行を来月に控えて、「たくさんの方々にどんなふうに歌えば私の歌が表現できて、どのように届くかということを勉強させていただきながら自分の中で歌への思いを確立していけたらいいなと思っています。また、自分がどれだけ成長できるか、不安でもありながら楽しみですね。47都道府県の中でも特に自分の地元・福岡の皆さんに私の歌を生で届けたい」と話した。

　なお、現在発売中の月刊デ☆ビュー2月号に塩ノ谷が登場し、オーディションの経験談や、デビューについて語っている。また、2月1日発売の月刊デ☆ビュー3月号には有村が登場する。