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サラ・ブライトマン、アーティスト初の宇宙飛行へ「私は夢想家ではなく夢追人」

 英歌手でユネスコ平和芸術家大使でもあるサラ・ブライトマン(52)が10日、ロシア・モスクワで会見を行い、アーティスト初の宇宙飛行に挑戦することを発表した。

サラ・ブライトマンの宇宙飛行挑戦の会見はYouTubeでも配信された

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 すでにメディカルチェックをパスしたブライトマンは、世界トップの民間宇宙体験会社、スペース・アドベンチャー社と協同で、国際宇宙ステーション(ISS)へ宇宙飛行。宇宙船ソユーズに搭乗し、ISSへ向かう3人の乗組員の一員となる。

 ISSには10日間滞在予定で、1日に地球を16周。プロのミュージシャンとしては初めて宇宙から歌唱することを予定するほか、平和と地球の未来を守るための環境維持開発を訴え、ユネスコの使命を代弁する。

 1969年7月、自身が8歳のときに人類が月面着陸したというブライトマンは「頭の中でカチッと音がしました。私も行きたいと思いました」と回想。「夢見る力が大事。届くかもしれない夢を持ち続けることが大事。夢をあきらめないことによって可能になったのです。私は夢想家ではなく、ドリームチェイサーです」と、宇宙への思いを込めた新作『ドリームチェイサー(邦題:夢追人)』(来年1月発売)のタイトルになぞらえて意気込んだ。

 ブライトマンは来年1月29日のカナダ公演を皮切りに、5大陸を制覇する自身最大規模のツアー(100公演以上)を実施。その後、宇宙飛行に備え、ロシアで6ヶ月の訓練を受ける予定。飛行の最終的な日程は、ロシア連邦宇宙局とISSのパートナーたちとの間でこれから決定される。

 3オクターブ以上の音域を持ち、世界トータルセールス3000万枚。「世界で最も成功したソプラノ歌手」といわれるブライトマンは、米ビルボード誌のダンスチャートとクラシカルチャートで同時1位を獲得、1992年バルセロナ大会と2008年の北京大会の2回にわたって五輪でパフォーマンスを行った唯一のアーティストでもある。1991年には『NHK紅白歌合戦』にも出場し、美声を響かせた。

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  • サラ・ブライトマンの宇宙飛行挑戦の会見はYouTubeでも配信された
  • サラ・ブライトマン新作『ドリームチェイサー』(来年1月発売予定)

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