2007年12月末に解散した兄弟デュオ・狩人が5年ぶりに再結成することが18日、わかった。8月11日収録予定のNHK『第44回思い出のメロディー』（後7：30、8月18日放送）でヒット曲「あずさ2号」を披露し、今後もソロと並行して活動を続けていく。

　デュオ解散後は兄・久仁彦（55）がアマチュアボクシングやミュージカル出演をはじめ、2010年からは森田公一が抜けたトップギャランにリードボーカルとして加入し「加藤久仁彦＆トップギャラン」として活動。弟・高道（52）は往年のアイドル、フォーリーブスの江木俊夫、あいざき進也、元フィンガー5の晃ことT.AKIRAの4人で結成した「s4」として活動してきた。

　それぞれが充実したソロ活動を続けていくなかで東日本大震災が発生。所属事務所・夢グループによると、震災前に福島県を歌ったラストシングル「磐越西線」（2006年6月7日発売）が同県で人気を博していたが、狩人として歌うことができず「二人ともにもどかしい気持ちを抱えていた」という。

　2〜3年前から再び狩人としてのオファーがくるようになり、昨年、同社主催『夢コンサート』に出演。そこで二人一緒に1曲だけ歌唱したところ反響もよく、また「磐越西線」を歌うたびに「お互いの気持ちが重なっていった」ところに今回のオファーがあり、これを機に本格的に再結成を決めたという。

　解散から4年8ヶ月…再び一つになる兄弟。「8時ちょうど」に「あずさ2号」を歌うのかは未定だが、番組は午後7時半放送開始。