興行収入14億円突破、観客動員111万人のヒットを記録、海外でも公開されている映画『フレンズ もののけ島のナキ』が、Blu-ray&DVD化される。名作童話『泣いた赤おに』(作・浜田廣介)をベースに、人間ともののけの友情をコミカルに描きつつ、痛みを伴う感動の結末に向けて、シンプルだが子供から大人まで心に響くストーリーが展開。『ALWAYS 三丁目の夕日』『SPACE BATTLESHIP ヤマト』などの山崎貴監督と、八木竜一監督がタッグを組み、誰も見たことのない新しい映像を創り出した。実写映画のノウハウと最新のCG技術を融合させた、その独特な空気感やリアル感はどうやって生まれたのか。同作が長編デビュー作となった八木監督に、話を聞いた。
――CGアニメーション映画に挑戦しようと思ったのは?
海外からドリームワークスやピクサーなどの良質なCG作品が入ってきて、CGに携わる者として、一矢報いたいと思っていました。今回、ミニチュアの実写の背景に合わせたライティングと質感を持ったフルCGのキャラクターが自由に動く映画にしたかった。前例のない企画でしたから、足掛け6年もかかってしまいましたが、作業工程のすべてが財産になりました。
――どのように作っていかれたのですか?
一般的なアニメ制作の工程は、シナリオに基づいて、絵コンテ、レイアウトを切ったら、キャラクターなどの動きのキーとなる絵の原画、そして動画を描く作業と、「美術」と呼ばれる背景画の作業は並行して別々に進みます。『フレンズ〜』では、ミニチュアの背景を実写と同じように撮って、そこにCGキャラクターをのせていきました。いろいろ手探りで進めながら、結果的に昔ながらの作画アニメと似たところに着地しました。
――画面に温かみを感じるのは手作りのミニチュアセットならでは?
はい。全編をCGのみで作ったCGアニメ映画よりもリアルに見えるが、実写よりデフォルメして見える独自の新しいルック(見た目)を作り出すことができたと思います。また、演技のうまい役者のように、泣きながら微妙に笑っているとか、表情や目線の持っている微妙なニュアンスを表現することにもこだわりました。観客にちゃんと生きているという実感を伝えたかった。そこからきっとさまざまな感情を受け取ってくれる。それを実現するには高い技術とノウハウが必要なんです。CGで限りなくリアルに近いキャラクターも描けますが、アニメ的なデフォルメも取り入れ、かわいいフィギュアが動いているような映像に落ち着きました。
――“かわいい”ですか?
『フレンズ〜』を観た人から、「いいおじさんがこんなかわいいもの作って〜」と言われて、自分自身ではあまり気にしていなかったのですが、考えてみたら、かわいいものが相当好きみたいですね(笑)。僕の中におじさんもいるんですけど、おばさんもお姉さんもいるんだと思いす。
――ルーツは何だったのですか?
漫画だと思います。子供の頃から漫画で育った。漫画全般が大好きです。ジャンルは関係なく少年漫画、少女漫画、青年漫画、何でも読んでました。というか、今でも読んでます(笑)。漫画は本当に面白い。日本の漫画は、作っている人たちの気持ちそのもの、究極の個人エンターテインメントだと思いますね。
――日本製の3DCGアニメ映画で世界と勝負する意気込みは?
今回、培ったものを生かせば、もっと短期間で、もっといい作品が作れると思うところがあって、今後も優れた物語と映像で、世界と勝負していけたらいいな、と思っています。
『フレンズ もののけ島のナキ』のBlu-ray&DVDは6月29日(金)発売。「豪華版」の特典DVDには、ボイスキャストのSMAP・香取慎吾、山崎監督、八木監督による全編ビジュアルコメンタリーを収録。映画化の決め手となったパイロット版に香取や山寺宏一、阿部サダヲの声を他の作品から拝借していたことを山崎監督が告白すると、香取が「無許可ですよね?」と突っ込むなど、見どころ満載となっている。
――CGアニメーション映画に挑戦しようと思ったのは?
海外からドリームワークスやピクサーなどの良質なCG作品が入ってきて、CGに携わる者として、一矢報いたいと思っていました。今回、ミニチュアの実写の背景に合わせたライティングと質感を持ったフルCGのキャラクターが自由に動く映画にしたかった。前例のない企画でしたから、足掛け6年もかかってしまいましたが、作業工程のすべてが財産になりました。
一般的なアニメ制作の工程は、シナリオに基づいて、絵コンテ、レイアウトを切ったら、キャラクターなどの動きのキーとなる絵の原画、そして動画を描く作業と、「美術」と呼ばれる背景画の作業は並行して別々に進みます。『フレンズ〜』では、ミニチュアの背景を実写と同じように撮って、そこにCGキャラクターをのせていきました。いろいろ手探りで進めながら、結果的に昔ながらの作画アニメと似たところに着地しました。
――画面に温かみを感じるのは手作りのミニチュアセットならでは?
はい。全編をCGのみで作ったCGアニメ映画よりもリアルに見えるが、実写よりデフォルメして見える独自の新しいルック(見た目)を作り出すことができたと思います。また、演技のうまい役者のように、泣きながら微妙に笑っているとか、表情や目線の持っている微妙なニュアンスを表現することにもこだわりました。観客にちゃんと生きているという実感を伝えたかった。そこからきっとさまざまな感情を受け取ってくれる。それを実現するには高い技術とノウハウが必要なんです。CGで限りなくリアルに近いキャラクターも描けますが、アニメ的なデフォルメも取り入れ、かわいいフィギュアが動いているような映像に落ち着きました。
――“かわいい”ですか?
『フレンズ〜』を観た人から、「いいおじさんがこんなかわいいもの作って〜」と言われて、自分自身ではあまり気にしていなかったのですが、考えてみたら、かわいいものが相当好きみたいですね(笑)。僕の中におじさんもいるんですけど、おばさんもお姉さんもいるんだと思いす。
――ルーツは何だったのですか?
漫画だと思います。子供の頃から漫画で育った。漫画全般が大好きです。ジャンルは関係なく少年漫画、少女漫画、青年漫画、何でも読んでました。というか、今でも読んでます(笑)。漫画は本当に面白い。日本の漫画は、作っている人たちの気持ちそのもの、究極の個人エンターテインメントだと思いますね。
――日本製の3DCGアニメ映画で世界と勝負する意気込みは?
今回、培ったものを生かせば、もっと短期間で、もっといい作品が作れると思うところがあって、今後も優れた物語と映像で、世界と勝負していけたらいいな、と思っています。
『フレンズ もののけ島のナキ』のBlu-ray&DVDは6月29日(金)発売。「豪華版」の特典DVDには、ボイスキャストのSMAP・香取慎吾、山崎監督、八木監督による全編ビジュアルコメンタリーを収録。映画化の決め手となったパイロット版に香取や山寺宏一、阿部サダヲの声を他の作品から拝借していたことを山崎監督が告白すると、香取が「無許可ですよね?」と突っ込むなど、見どころ満載となっている。
2012/06/29