SKE48快進撃の狼煙は開票後すぐに上がった。63位にランクインした中西優香は、AKB48の4期生から名古屋でスタートしたSKE48に移籍。SKE48のシングルでも常時選抜に入るわけではないが、陰の功労者としてグループを支え、男子系女子のキャラクターでメンバーから慕われ精神的支柱にもなっている。62位には最新シングル「アイシテラブル!」で初選抜となった人気上昇中の矢方美紀が当選し、56位にはチームEのエースでAKB48のシングル「真夏のSounds good!」にも選抜されている14歳・木本花音の名が上がった。
しかし、本当の快進撃はここから。32位からのアンダーガールズの発表が始まると、その時間帯は「SKE48タイム」となった。32位・小木曽汐莉、31位・木崎ゆりあ、30位・古川愛李、29位・須田亜香里、28位・矢神久美、27位・大矢真那まで、司会の徳光和夫から「SKE48」の言葉が発せられるたびに客席のボルテージが上がって行く。さらに25位にバラエティも注目度上昇中の秦佐和子、24位に昨年秋元康への涙の直訴を果たした高柳明音までがランクイン。実にアンダーガールズ16人中半数の8人を占める結果となった。
SKE48の看板を務める“2人の松井”、松井玲奈は10位をキープし、松井珠理奈は14位から9位へとジャンプアップを果たした。しかしコメントでは喜びのなかにもわずかに悔しさをにじませつつ、さらなる高みを目指していくことをファンに誓った。SKE48がここまでの大躍進を果たしたのは、「汗の量はハンパじゃない」と題される全力のステージと、グループとしての一体感や絆をファンが熱く支持しているからにほかならない。
オーディション情報誌『月刊デ☆ビュー』7月号の取材に答え、須田亜香里は「SKE48は激しい曲が多いので、可愛い顔で映るのはムリ(笑)。髪を振り乱して顔が映らないこともあるけど、そこも含めてファンの方は“好きだよ”といってくれるんです。…自分の限界以上に挑戦することが、一番伝わる方法だと思うんです」と語っている。この日の日本武道館では、SKE48メンバーの全力にファンも全力で返しているように感じられた。この関係が続く限り、彼女たちの天下取りは続いて行くだろう。
なお、SKE48の秦佐和子、須田亜香里、矢神久美にインタビューした特集企画「『ヒッシ系』がデビューの最新キーワード」が、現在発売中の『月刊デ☆ビュー』7月号(オリコン・エンタテインメント刊)に掲載されている。
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2012/06/09