お笑いコンビ・南海キャンディーズが23日、東京・新宿のルミネtheよしもとに出演し、約1ヶ月ぶりに劇場で漫才を披露した。女子ボクシングでロンドン五輪出場権を逃したしずちゃんこと山崎静代の“本業復帰”に会場が沸き返るなか、相方の山里亮太は「皆さんの拍手と声援が1ミリも僕も向いていない！」と嘆いて笑いを呼んだ。

　ホームグラウンドのルミネの舞台に立つのは帰国後初、約1ヶ月半ぶりのコンビでの漫才に実は嬉しそうな山ちゃん。

　「いつの間にか、山崎静代選手とかってテレビに出てるんでビックリしましたよ。しかも、真面目！ しかもハキハキしてたでしょう。見ながら『そんなにハキハキしゃべるのやめてくれ！ でもいつオチがくるはず！』と思ってたら『頑張ります！』で締めるからコケちゃった」という山ちゃんに、しずちゃんは苦笑い。「コレを倒せば行けるのかな？」と攻撃をしかけると「人がボコボコにされてるので喜ぶのやめてください！」という山ちゃんの声が響いた。

　しずちゃんが「リオ五輪ってちょうど私が37歳なんですよ」と“次”への意欲をのぞかせれば、たまらず山ちゃんは「俺にとっても死活問題だからさ。しずちゃんが中国行ってる間、営業に行っても『オマケだけかよ！』ってブーイングの嵐だったんだから」と反論。その後もマジメに「悔しさがあるんで。周りは若いコたちばっかりですけど、一緒に走りたいで…」と言いかけたしずちゃんに「そのトーンでしゃべるなら『情熱大陸』へ行けよ！」と返して、しっかり漫才で笑いをとっていた。