俳優・小栗旬、岡田将生がダブル主演する映画『宇宙兄弟』の初日舞台あいさつが5日、都内で行われ、お笑いコンビ・トータルテンボスが“乱入”した。CMや番組共演の縁でトータルテンボスを客席に招いていた小栗は「僕の知り合いに、娘さんにヒゲが生えている人がいるので、ぜひ娘さんを連れて観に来てほしい」と語ってしたり顔。するとアフロヘアーが特徴の藤田憲右が「娘、ヒゲ生えてなくね!?」と注文をつける形で登壇し、小栗から「ニセ宇宙兄弟です」と紹介されると場内は爆笑に包まれた。

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　青とオレンジの和装でそれぞれ登場した小栗と岡田。満席の会場を見回しながら小栗は「ちょっと興奮してる。大ヒットしそうな空気があるので、若干浮き足立ってます」と感激の面持ち。岡田も「毎日毎日、（撮影は）呼吸困難になりそうなくらい辛い日々だったけど、こうやって観てもらえて嬉しい」と屈託ない笑みを浮かべた。

　客席には、『宇宙兄弟』をフィーチャーした調味料『味の素』の新CMで小栗と共演したトータルテンボスがスタンバイ。小栗きっかけでステージに上がっても「ヒゲの生えた娘」ネタでいじられ続け、藤田が「ヒゲ、生えてなくね!?」と吠えるたびに岡田はお腹を抱えて笑っていた。

　漫画家・小山宙哉氏が2008年1月から週刊漫画誌『モーニング』（講談社）で連載中の原作を映画化した同作。NASA（アメリカ航空宇宙局）の宇宙飛行士として日本人で初めて月に立つことになった弟と、会社をクビになったことをきっかけに宇宙飛行士を目指す兄が、夢の実現へ奔走する姿を描いていく。