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ノンスタ石田が俳優として磨くツッコミ 6月に主演舞台再演

 お笑いコンビ・NON STYLEの石田明が、6月に主演舞台『スピリチュアルな1日』の再演を控える。昨年の上演時とは異なり、新キャストに個性派俳優の片桐仁らを迎える新体制での演技に石田は「僕の“ツッコミ”がどこまで通用して、片桐さんの引き出しをどこまで開けられるのか…」と、M-1王者としては歯切れの悪い弱音を漏らす。お笑い芸人としてではなく、俳優として葛藤する石田の本音を聞いた。

NON STYLE・石田明が主演舞台「スピリチュアルな1日」への意気込み語る (C)ORICON DD inc.

NON STYLE・石田明が主演舞台「スピリチュアルな1日」への意気込み語る (C)ORICON DD inc.

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 そもそも石田は同コンビでボケを担当。最近では相方・井上裕介のナルシストキャラが目立ち、それに対してツッコミを入れる石田という構図が定着しつつあるが、これは彼らの醍醐味の漫才とは真逆のスタイルだ。

 「まぁ、ここ数年は井上さんのおかげで、ツッコミのレベルは上がってきてますけどね」と肩を揺らす石田。「僕がドラマや映画とか芝居を始めれば、そのぶん、井上さんのキャラもますます立ってくるんじゃないですか!?」といたずらっぽく笑ってみせるが、いざ主演舞台の話に戻すと真剣な表情に変わる。

 「片桐仁さんという、笑いも芝居も極められている人を、座長として突っ込んで向き合わないといけない。僕は芸人としてはボケだし、得意じゃないステージで、期待に応えられるのか。セリフが関西弁じゃなくて標準語なのも、ヤキモキする。漫才だとリズムとか聞き心地や語尾にこだわって作ってるので。なので、僕、5キロくらい痩せると思うな〜」。

 早くも戦々恐々といった様子だが、芸人として培ったステージ度胸が強みという。「僕、同じ漫才を何百回もしてるので、同じことを続けることには慣れてる。あと、鮮度を保ち続けることは優れてると思ってる。去年とは違う、成長した部分を出しつつ、鮮度を大事にしたい」と意気込む。

 同舞台は、心霊特集でオンエア予定だった映像がトラブル発生で撮り直しを余儀なくされたTVディレクターの三井(石田)が、近隣住民や本物の幽霊などに振り回されていくファンタジックコメディー。

 昨年の初演は東日本大震災を受け、3日間だけの上演だったが、今回は仙台公演を含めた再演が叶った。「被災地への方にも届けたいって思いがありましたから嬉しい。笑って泣けて楽しい舞台なので、心の中に少しでもゆとりが生まれれば」と願い、「舞台を見てノンスタの石田っておもろいな、ルミネthe吉本で漫才も見に行こうかな、井上さん気持ち悪いなってなってくれたら嬉しいですね」と語っていた。

 舞台『スピリチュアルな1日』は東京・あうるすぽっとにて6月13日(水)〜24日(日)、大阪・ABCホールにて6月29日(金)〜7月1日(日)、宮城・仙台市青年文化センターシアターホールにて7月7日(土)〜8日(日)まで上演される。

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  • NON STYLE・石田明が主演舞台「スピリチュアルな1日」への意気込み語る (C)ORICON DD inc.
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  • 『スピリチュアルな1日』
  • 昨年上演された舞台「スピリチュアルな1日」の様子
  • 昨年上演された舞台「スピリチュアルな1日」の様子
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