東京ガスは14日、集合住宅版スマートハウスの実証実験を4月から開始すると発表した。横浜市磯子区に新たに建設した同社の社宅で行うもので、建物は地下1階・地上4階建てで部屋数は24戸。初年度は同等の標準的な集合住宅と比較して約4割の一次エネルギー削減と約3割のCO2削減を見込んでいる。 同社宅には家庭用燃料電池の「エネファーム」、太陽熱利用ガス温水システム「SOLAMO(ソラモ)」、太陽光発電装置などの分散型エネルギーシステムを導入。それらが生み出すエネルギーは統合制御システムで管理して住棟内で融通するほか、家庭用エネルギー管理システムを通して前日とのエネルギー使用量の比較や住棟内での使用量ランキングなどを行い、住民側の意識向上も狙う。
2012/03/15