■MONKEY MAJIKの“愛の唄”
東日本大震災から間もなく1年がたとうとしている。もう1年、まだ1年、感じ方は人それぞれだけど、被災した人、被災してない人、日本だけじゃなく世界中の人の心に、悲しみという傷痕を残し、決して忘れられないこととして、心に刻み込まれている。
1年前、震災直後はエンタメ自粛ムードが漂うなか、アーティストたちは色々な手段で救援物資とともに音楽を被災地に届けた。そんな中にMONKEY MAJIKもいた。
ただ、他のアーティストと違うのは、彼らはあの日被災したということ。13年間、宮城県仙台市という街にこだわり、活動を続けていた彼らは、震災当日も仙台にいて、被災した。しかし震災後も仙台の街から出ることなく、人として、市民として、ボランティア活動に明け暮れた。倒壊した家から泥をかきだし、濡れた畳を運び出す4人の姿がニュースで取り上げられたりもした。
まさに地獄絵図のような悲惨な状況を目の当たりにし、あまりにも多くの人々の悲しみが、絶望という名の空気に変わり、その空気をかみしめながらボランティア活動をしていた彼らは、自分たちの活動と音楽のチカラで1人でも多くの人たちを勇気づけ、復興に向け継続的に活動しようと“SEND愛”プロジェクトを立ち上げた。“仙台から愛を贈る”活動は、たくさんの人の賛同を得、急速に広がっていき、愛をカタチに変え、被災地の人々へ届けられた。
そして誰よりも痛みを感じたからこそのメッセージと歌をMONKEY MAJIKは日本中へ届けてくれる。それが3月7日に発売されたアルバム『Somewhere Out There』だ。再生、復興支援、勇気など様々なテーマの楽曲、この1年間の彼らの想いを一枚に納めた作品だ。
彼らの真骨頂というべき、親しみやすい、心にスッと入ってくるメロディーがアルバムの中いっぱいにあふれていて、そこに被災を経験したメンバーが、様々な感情を乗り越え、最後に心に残った、希望を持って未来へ進まなければいけないという想いをメッセージにして、乗せている。
英語詞も彼らが歌うと情緒的に聴こえるから不思議だ。日本語に感じる、人の想いや感情みたいなものが伝わってくるから不思議だ。“日本人よりも日本人らしい外国人”が紡ぐ言葉は、英語と日本語がなんの違和感もなく相まって、心に響いてくる。
自らも被災しながら、自分達のことよりも困っている人たちを助け、さらに音楽で勇気づけ、背中を押してあげる、そんなことができる人間が奏でる音楽が美しくないわけがない。カッコよさもさることながら、彼らの音楽は、その心の美しさが言葉にもメロディーも映し出されている気がする。愛なんだと思う。LOVEというよりもLIVE、生きているという大きな意味での愛。震災によって亡くなったたくさんの人たちの分まで生きるということは、傷ついた人をはじめ、たくさんの人に無償の愛=勇気や希望を届けることなんだ、という彼らからのメッセージなんだ、と勝手に解釈し、そう感じてしまった。お涙頂戴的なバラードは1曲もない。みんなに寄り添うようなアルバムを作ってくれたのだと思う。
悲しみの果てにあるものは絶望じゃなく希望なんだ、だから勇気を持って歩き続けよう――彼らはそんなメッセージを、5月からスタートする全国ツアーで日本中の人達へ伝えていく。盛岡をスタートし、ラストは7月の仙台。多くの人の心の傷痕を、アルバム『Somewhere Out There』という“愛”で、希望へと変える旅に出る。“強い愛”で包み込んでくれる。
⇒ 『編集長の目っ!!』過去記事一覧ページ
東日本大震災から間もなく1年がたとうとしている。もう1年、まだ1年、感じ方は人それぞれだけど、被災した人、被災してない人、日本だけじゃなく世界中の人の心に、悲しみという傷痕を残し、決して忘れられないこととして、心に刻み込まれている。
1年前、震災直後はエンタメ自粛ムードが漂うなか、アーティストたちは色々な手段で救援物資とともに音楽を被災地に届けた。そんな中にMONKEY MAJIKもいた。
まさに地獄絵図のような悲惨な状況を目の当たりにし、あまりにも多くの人々の悲しみが、絶望という名の空気に変わり、その空気をかみしめながらボランティア活動をしていた彼らは、自分たちの活動と音楽のチカラで1人でも多くの人たちを勇気づけ、復興に向け継続的に活動しようと“SEND愛”プロジェクトを立ち上げた。“仙台から愛を贈る”活動は、たくさんの人の賛同を得、急速に広がっていき、愛をカタチに変え、被災地の人々へ届けられた。
そして誰よりも痛みを感じたからこそのメッセージと歌をMONKEY MAJIKは日本中へ届けてくれる。それが3月7日に発売されたアルバム『Somewhere Out There』だ。再生、復興支援、勇気など様々なテーマの楽曲、この1年間の彼らの想いを一枚に納めた作品だ。
彼らの真骨頂というべき、親しみやすい、心にスッと入ってくるメロディーがアルバムの中いっぱいにあふれていて、そこに被災を経験したメンバーが、様々な感情を乗り越え、最後に心に残った、希望を持って未来へ進まなければいけないという想いをメッセージにして、乗せている。
英語詞も彼らが歌うと情緒的に聴こえるから不思議だ。日本語に感じる、人の想いや感情みたいなものが伝わってくるから不思議だ。“日本人よりも日本人らしい外国人”が紡ぐ言葉は、英語と日本語がなんの違和感もなく相まって、心に響いてくる。
自らも被災しながら、自分達のことよりも困っている人たちを助け、さらに音楽で勇気づけ、背中を押してあげる、そんなことができる人間が奏でる音楽が美しくないわけがない。カッコよさもさることながら、彼らの音楽は、その心の美しさが言葉にもメロディーも映し出されている気がする。愛なんだと思う。LOVEというよりもLIVE、生きているという大きな意味での愛。震災によって亡くなったたくさんの人たちの分まで生きるということは、傷ついた人をはじめ、たくさんの人に無償の愛=勇気や希望を届けることなんだ、という彼らからのメッセージなんだ、と勝手に解釈し、そう感じてしまった。お涙頂戴的なバラードは1曲もない。みんなに寄り添うようなアルバムを作ってくれたのだと思う。
悲しみの果てにあるものは絶望じゃなく希望なんだ、だから勇気を持って歩き続けよう――彼らはそんなメッセージを、5月からスタートする全国ツアーで日本中の人達へ伝えていく。盛岡をスタートし、ラストは7月の仙台。多くの人の心の傷痕を、アルバム『Somewhere Out There』という“愛”で、希望へと変える旅に出る。“強い愛”で包み込んでくれる。
⇒ 『編集長の目っ!!』過去記事一覧ページ
2012/03/08



