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小栗旬・忽那汐里、宮沢賢治原作のアニメ映画『グスコーブドリの伝記』のメイン声優に

 宮沢賢治原作のアニメ映画『グスコーブドリの伝記』(杉井ギサブロー監督、7月7日公開)で、主役のブドリの声を小栗旬、ブドリの妹ネリの声を忽那汐里が担当することが8日、わかった。小栗はテレビアニメ、劇場アニメともに経験豊富だが、声優初挑戦の忽那は「本当に声だけで演技するのが初めてなので、とても緊張しましたが、楽しく演じさせていただきました」と語っている。

宮沢賢治原作のアニメ映画『グスコーブドリの伝記』で主役のブドリの声を務める小栗旬(上)とブドリの妹ネリの声を担当する忽那汐里(下)(C)2012「グスコーブドリの伝記」製作委員会/ますむらひろし 

宮沢賢治原作のアニメ映画『グスコーブドリの伝記』で主役のブドリの声を務める小栗旬(上)とブドリの妹ネリの声を担当する忽那汐里(下)(C)2012「グスコーブドリの伝記」製作委員会/ますむらひろし 

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 東北岩手が生んだ児童文学の巨人、宮沢賢治(1996−1933)。その37年という短い人生で三陸沖地震を含む大きな地震や大規模な冷害に何度も見舞われた。それほどの厳しい環境でも、賢治は東北岩手を愛し、作品中に登場する架空の理想郷を「岩手」をエスペラント語風にしたイーハトーヴと名付けた。

 『グスコーブドリの伝記』では、その美しいイーハトーヴの森を冷害が襲う。森で暮らしていた主人公のブドリは家族を失い、ひとりぼっちになってしまうが、それでも希望を捨てず、生きるために精一杯働き、やがて成長し火山局に勤めるようになる。そこに再び大きな冷害が襲ってきた。あの悲劇を繰り返さないため、ブドリはただ1人火山局に出かけていく。みんなのために、自分ができることをするために。

 小栗は今回のオファーを受けた際、「想いがすごく強いキャラクターなので、台本をもらったときに彼の真っ直ぐさ、ひたむきさが声のトーンに出ればいいなと思った」という。賢治の日本語の豊かさが溢れた原作も「大好き」とのことで、小栗にとっても思い入れたっぷりの作品になりそうだ。

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  • 宮沢賢治原作のアニメ映画『グスコーブドリの伝記』で主役のブドリの声を務める小栗旬(上)とブドリの妹ネリの声を担当する忽那汐里(下)(C)2012「グスコーブドリの伝記」製作委員会/ますむらひろし 
  • 小栗旬、アフレコ中 (C)2012「グスコーブドリの伝記」製作委員会/ますむらひろし 

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