吉本興業の大崎洋社長は4日、大阪市内のホテルで開催した創業100周年プロジェクト発表会見の場で、昨年8月に芸能界を引退した元芸人の島田紳助さん（55）について「いつの日か吉本に戻ってきてくれるものだと信じております」と復帰を希望する考えを示した。

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　大崎社長は年頭あいさつの最後に「島田紳助君のことでありますが」と自ら切り出し、「私たちは彼の才能を惜しむものであります。願わくば、社会の皆様、ファンの皆様、マスコミの皆様のご理解を得て、いつの日か私ども、吉本興業に戻ってきてくれるものだと信じております。この思いは私たち全社員、全タレント、全芸人の思いでもあります。どうかご理解をいただきたいと思います」と世論に訴えた。

　紳助さんと同社は昨年8月に緊急会見を開き、紳助さんと暴力団関係者との間に親密な交際があったとして芸能界引退を電撃発表。テレビ各局が打ち切りの対応に追われ、社会全体でも“黒い交際”に関する話題で大きな混乱を招いただけに、わずか4ヶ月でのトップ自らの“復帰”をにおわす発言は今後も波紋を呼びそうだ。