東京・TOHOシネマズ六本木で13日、『ロッポンギ・アニメ・ナイト　大葉健二祭り　よろしく、勇気！』と題したオールナイトイベントが実施された。21日より公開される映画『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』で、伝説のメタルヒーロー・宇宙刑事ギャバンこと一条寺烈を30年ぶりに演じる俳優・大葉健二の出演作品12本をオールナイトで上映するイベント。会場には“ギャバン”世代のファンのほか、若い観客の姿も多く見られた。大葉が「やあ！みんな元気かい？　イエーイ！」と声をかけると、声をあげて盛り上がった。特別ゲストとして、当時の『ギャバン』の主題歌と新作のエンディング曲を歌う串田アキラ、電飾の施されたギャバンも登場した。

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　『宇宙刑事ギャバン』のほか、『宇宙刑事シャリバン』『宇宙刑事シャイダー』『電子伝隊デンジマン』『バトルフィーバーJ』『199ヒーロー大決戦』を上映。串田は「若さってなんだ♪　愛ってなんだ♪♪」という印象的なフレーズで有名な『ギャバン』の主題歌を熱唱し、歌に合わせて登場した電飾の施されたギャバンと “蒸着”と呼ばれるギャバンの変身ポーズを決めてみせた。

　大葉と串田によるトークショーも行われ、「ギャバンの変身ポーズをDVDで勉強したが早すぎて分からなかった」という串田に、大葉がレクチャーを始める場面も。深く腰を屈めた後、天に向かって拳を振り上げる、お馴染みの変身ポーズは大葉が自ら考案したもの。当初は拳を振り上げるだけだったが、アクション監督からの「健二。それじゃ、子供たちにサービスが足りないんじゃないか？」と指摘され、現在の形になったという。本物によるお手本を生で見ることができた観客も大喜びだった。

　21日より公開される映画について大葉は「人には絶対忘れてはいけない言葉や想いがある。そんな大事なことを気づかせてくれる映画です」とアピールし、ゴーカイジャーについても「キカイダーや仮面ライダー1号の頃からのヒーロー像があって、それが彼らにも間違いなく受け継がれている」と語っていた。