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由紀さおり、国内外での思わぬヒットに「腰が抜けそう」

 歌手の由紀さおり(63)が6日、都内のジャズクラブで開催するライブイベント『「ジャズと言葉」Vol.2 〜ジャーナリスツ・チョイス vol.8 毎日新聞・川崎浩〜』直前に記者会見を行った。世界で活躍する米ジャズ・オーケストラ「ピンク・マルティーニ」と共演したカバーアルバム『1969』(10月12日発売)が、欧米でのヒットを受け日本でも話題となっている由紀は、「43年あきらめないで歌ってきたら、こういうチャンスが巡ってきて、腰が抜けそう。何でなの?って聞きたいぐらい」と、その人気ぶりに驚愕した。

ライブ公演直前に会見を行った由紀さおり(C)ORICON DD inc.

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 由紀のデビュー曲「夜明けのスキャット」などを収録する同作は、日米英仏など22ヶ国で発売されており、米iTunesジャズ・チャートで1位(11/2付)を獲得したほか、米ビルボードのジャズ・アルバムチャート初登場5位(11/19付)、カナダのiTunesワールドミュージックチャート1位など、各国で軒並み上位にランクイン。海外での人気が発端となり、発売から1ヶ月以上経った11/28付オリコン週間アルバムランキングで総合7位にランクインし、現在12/12付ランキングで総合8位と、衰えぬ人気を見せる。

 真っ白なドレス姿で登場した由紀は、世界中でヒットを記録していることについて「実感がない。どういうことなんでしょう・・・」と戸惑いを隠せない様子。それでも、「日本の“歌謡曲”がこれを機にヒットしてくれるなら嬉しいし、若い人が興味をもって聴いてくれたら」と喜び、「ある人が『夜明けのスキャット、童謡ときて3度目のブレイクだね』っておっしゃって。3度目の正直じゃないけど、私らしく歌っていく道筋が見つけられたのかなって思います」と微笑んだ。最後は「オリコンランキング何位っていうのも40年ぶりくらいなので、ここまできたら1位になりたいわね」と茶目っ気たっぷりに語り、笑顔をのぞかせていた。

 由紀は、12月3日からコンサートツアー『“Songs With Your Life Concert”ファイナル・ツアー 〜ありがとう25年〜』をスタートさせている。

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  • ライブ公演直前に会見を行った由紀さおり(C)ORICON DD inc.
  • リハーサルの模様(C)ORICON DD inc.

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