女優でモデルの平山あやが、サロペットブランド『HAPPY KIRAKIRA（ハッピーキラキラ）』を立ちあげた。これまでもさまざまなブランドとコラボし、独自のファッションセンスで若者を中心に高い評価を得ている平山は、イチからデザインを手掛けたサロペットを「これが今やりたかったもの。今しか作れないもの」と名刺代わりのように差し出す。最終目標は自身のブランドの出店およびファッションショー開催だといい、デザイナーとしての夢はふくらむばかりだ。

　平山といえば、帽子やメガネ、そしてサロペットを着た印象が強い。本人も「サロペットは小さい頃から好きなんです。衣装で着ることも多いし、プライベートでも30着以上持ってます。ラクチンだし、他のものを合わせやすい。1年通しても着られますからね」と、笑いながらその魅力を語る。

　「芸能界に入っていなかったらファッション業界を目指していた」というほど洋服好きの平山。今やファッションリーダーとしての顔も持ち合わせているが、自身のファッションの軸は「好きなものを身につけること」と、いたってシンプルでもあったりする。

　「服って毎日着るものだから、やっぱり楽しく着たい。好きなものを身につけたいし、欲しいと思ったものを買うために仕事とか頑張るぞとかいう思いが、いい方向に向かわせてくれると思う。あと『これとこれを合わせちゃう!?』っていうとこから、意外な発見もあるから楽しい」。平山にとってファッションはもはや生活の一部で、切っても切り離せないもののようだ。

　今回発表したブランド『HAPPY KIRAKIRA』は、ブランドキャラクターの「HAPPY MONSTER」の手などを取り入れたデザインや星のペイント、刺しゅうなどが特徴。着た人が「ハッピーになることをモットー」に、構想期間を含めて半年以上かけて制作した。

　「形や着た時のシルエットにもこだわったし、布の素材やボタンとかもいろいろ選びました。自分の好きなものが詰まってる。おしりの部分がダボッてしてるのもポイント」と、こだわりを話せば止まらない。「これが今やりたかったもの。サロペットって、子供っぽいイメージがあるけど、そうじゃないぞ、と。女の子や男の子にも着て欲しい」。

　そして、いずれは帽子や靴、メガネやアクセサリーなども手掛けたいとデザイナー魂を燃やす。「子供も着られる服を作るのも夢。サロペットを親子で着てもらいたいな」とアイデアは尽きず、「サロペットといえば『HAPPY KIRAKIRA』と言われるように目指していきたい」。

　ファッションショーの開催を夢見る平山は、最後に瞳を輝かせながら出店への憧れを口にした。「私の家に遊びに来たような内装が広がっているお店を出したい。大変だろうけど、出来上がった時の感動って凄いと思うし、ずっとそれを目標にしてたので、実現したいですね」。サロペットブランド『HAPPY KIRAKIRA』は現在予約受付中（http://www.sc1ldk.com/shopbrand/001/X/）で、インディゴ、ブラック、ホワイトの3色で展開。