『機関車先生』や『乳房』などで知られる作家・伊集院静(61)が、電子書籍『男の流儀入門』シリーズの第一弾「震災編」をきょう21日に配信した。自宅のある宮城県で東日本大震災を体験した伊集院氏自ら、3月11日に何が起こったのか、男として何ができたのかを“伊集院流”に指南していく。今回、ORICON STYLEの取材に応じた伊集院氏は、震災は「今のうちに書き残すべき」テーマであったといい、「あんな大きな地震が二度来ないという約束は、どこにもない。今、僕たちができることは、将来を生きる子孫のために何が必要かを考えること」と執筆への胸の内を明かした。 伊集院氏単著での電子書籍の発表はこれで2度目。前回は他界した前妻・夏目雅子さんとの追憶の日々を綴った自叙伝的な作品『なぎさホテル』を発表したが、今回は打って変わって地震を主題に危機に直面したときの“男の心構\え”を選んだ。
2011/09/21