『銭形平次』『水戸黄門』などに出演し、名脇役として知られる俳優の入川保則(71)が、最後の主演映画『ビターコーヒーライフ』(横山浩之監督、2011年冬公開)の撮影に入っていることが6日、わかった。昨年7月に直腸がんが見つかるも、抗がん剤などの延命治療を受けずに役者人生を全うすることを決断。そんな彼の意思を受けて、急ピッチで進められた遺作映画の企画は、8月31日にクランクイン。入川は「撮影中、時々足元が少しふらつきますが、あと撮影が数日残っています。私が倒れたらドキュメンタリーにしてと、監督にお願いしました」とまさに命がけで取り組んでいる。
今年8月までの余命宣告を受けていた入川は、すでにホスピスや葬儀の手配も済ませているという。「この映画で私の人生の幕となると考えています」と同作を最後に、芸能界引退を決意している。
「微力ながら福島県の復興支援になれば」という入川の思いから、縁のあった白河市でオールロケを敢行。主演の入川は、元警視庁捜査一課刑事の経歴を持つ喫茶店のマスター役で、20年前の殺人事件で逮捕した犯人の娘を引き取り、養女として育てている設定。末期がんを患い余命短いことを悟り、養女と出所後に行方が知れない実の父親を引き合わせようと奔走する親子の情愛を描く。共演は秋吉久美子、松方弘樹、前川清、小倉一郎、窪塚俊介、山本ひかる、國元なつきら。撮影は11日まで行われる予定。
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今年8月までの余命宣告を受けていた入川は、すでにホスピスや葬儀の手配も済ませているという。「この映画で私の人生の幕となると考えています」と同作を最後に、芸能界引退を決意している。
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2011/09/07