ORICON STYLE

2004年11月17日
加藤ミリヤ ORICON STYLE SPECIAL COMMENT
  カトウ ミリヤ
  自分の言いたい事や存在を認めてもらう手段として、歌がある
PROFILE
13歳でオーディションに合格し曲作りを本格的にスタート。
2003年9月、レゲエディスコロッカーズのアルバムにゲストボーカルとして参加。
2004年5月26日、童子−Tの新曲「勝利の女神」にフィーチャリング参加。
2004年9月8日、シングル「Never let go/夜空」で待望のデビューを果たす。
2004年11月17日、シングル「Beautiful」をリリース。C/W「AT THE FEVER」では、BUDDHA BRANDのDEV LARGEプロデュースによるコラボレーション楽曲。
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NEW RELEASE
Beautiful
加藤ミリヤ
ソニーレコード
2004/11/17発売
【DVD付 初回限定盤】
\1,529(税込)
SRCL-5852/3
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【通常版】
\1,223(税込)
SRCL-5854
CDを購入する
意思の詰まった詩(歌詞)を発表する手段として歌がある。心から歌が発っせられるからこそ相手の心にも響き、リアルな息吹きを感じれる。若干16才にして、己の意志をR&B/HIP HOPの中で徹底して表現することのできるヴォーカリスト――加藤ミリヤの出現は、日本のR&B/HIP HOPはもちろん、日本のミュージックシーンを震撼させた。その衝撃覚めやらぬまま、2ndシングル「Beautiful」を発表。驚愕の16才の本心に迫る!

私の中で歌詞を書くっていうのは凄く当たり前なんです

――デビューシングルも、今回のシングル「Beautiful」も、歌詞は全部、加藤ミリヤ本人が書いているんだよね。
【加藤ミリヤ】そうですね。言いたい事があるから歌をやっているわけで、私の中で言いたい事がなくなったら、歌なんてやる必要がないと思うんですよ。だから、私の中で歌詞を書くっていうのは凄く当たり前なんです。じゃないと、意味がないっていうか。
――歌詞はいつから書き始めたの?
【加藤ミリヤ】中学で女子校に入ったんですけど、もう学校がメッチャクチャつまらなくて! これが楽しいっていうのを自分で見つけられないし、あと私は、ガールズトークみたいなのがダメで(笑)。で、家に帰っても楽しいことは無かったし、凄く塞がった感じになってしまって。その時に歌詞っていうか…詩を書き始めたんですよ。

――音楽よりも先に歌詞から入っていったんだ。
【加藤ミリヤ】そうです。凄く根暗な詩をいっぱい書いてましたね(笑)。でも、それが唯一の自分を発散できる場所だったし。で、詩を書いているうちに、「こういうことを言いたい!」って思っているのに、なんで私はここにいるんだろう…って考えてしまって。それを人に伝えたいって思ってきたんです。で、自分の言いたい事や存在を認めてもらう手段として、歌があるんじゃないかなって思ってきて。

――R&BやHIP HOP以外でもいいんだけど、歌詞の面で影響を受けたっていうか、凄いって思った人とかはいたりする?
【加藤ミリヤ】誰だろう…あ、coccoさんは大好きですね! 言葉ではうまく言い表せないんですけど…同じバイブスを感じるっていうか。

――音楽の形態は違えど、匂いは一緒というか。
【加藤ミリヤ】そうですね。

――今は、歌詞はどんな時に書いたりするの?
【加藤ミリヤ】自分の感情がMAXになっている時ですね! 怒っている時、泣いている時、凄く楽しい時とか。そういう時に出てくるのが、本当の気持ちだと思っているんで、それを書き溜めてます。

――「Beautifull」の歌詞は凄くポジティヴだけど、これは加藤ミリヤの喜怒哀楽の中のどの時に出来たのかな?
【加藤ミリヤ】これは“哀”かなぁ。こういう仕事をしていて、凄く可愛い子とかに逢ったりして…その時に覚える劣等感というか…自分がもっと可愛かったりしたら、違う人生があったんじゃないかなって考えたんですよ。この歌詞はそこから始まってますね。

――マイナスな感性から書き出したんだ。
【加藤ミリヤ】そうです(笑)。で、書いているうちに、違うって思いだして。私は私なんだって。自分の中の嫌いな要素より、自分の中の好きな要素の方が勝っているって事に気付いて。“嫌い”より“好き”のが大きいから、結局は自分の事は嫌いにはなれないって思って、それでポジティヴになりましたね。


いつも“強く美しくありたい”って思ってる

――R&BやHIP HOPの面白さに気付いたのいつ頃?
【加藤ミリヤ】中学1年の頃にメアリーJブライジを知ってからですね。ジャケットや曲から「こんなのがあったの? 私が探していたのはコレだ!」みたいな衝撃で。そこからブラック・ミュージックっていうのがあるっていうのはわかって、掘り下げていった感じですね。

――今の加藤ミリヤの中では、R&BとHIP HOPのどっちが強い?
【加藤ミリヤ】どっちが強いとかっていうよりは、R&BやHIP HOPがベースにあるんだけど、加藤ミリヤにジャンルはないんですよね。ジャンルを超越していきたいっていうか。

――加藤ミリヤが理想とする女性像とは?
【加藤ミリヤ】大人になっても、私はそんなに変わらないとは思いますね。逆に変わらなくありたいっていうか。あと、いつも思っているのは、“強く美しくありたい”っていう事ですね。みんな、美しくありたいっていうのは思っていると思うんですよ。自分もそういう願望は強いし。で、美しく見えるっていうのは、強さから出て来る美しさだと思ってて。それで女性は美しいんだと思うんです。

――最後に、加藤ミリヤの中学時代と同じように、自分の気持ちをなかなか上手く表に出せない子って凄く多いと思うんだけど、そういう子に、加藤ミリヤなりのアドバイスみたいのはある?
【加藤ミリヤ】人って、それぞれ思っている事って沢山あると思うんですけど、私の場合はそれが歌と…あとファッションブランドを立ち上げたのもそうなんだけど、自分の思っていることの表現方法の一貫で。だから、思っている事を伝えられるアイテムを見つけると結構、道は開けてくると思うし、私はそういう風に開けていったなぁって。そこで脱出できたみたいな感じだし。だから、それを見つけるのが、悩んでいる自分から救い出す方法じゃないかなって思うな。それが絵でもいいし、ピアノでもいいし。

(文:梅沢直幸)