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寒立馬と絶景が待つ!下北半島「尻屋崎」は青森屈指の癒しスポット


本州最北の地・下北半島は雄大な自然と人々の暮らしが緩やかに調和する場所。今回紹介する「尻屋崎」もその象徴と言えるでしょう。北海道を思わせる雄大な岬の随所から、道と海が織りなす絶景を見ることができ、途中にはこの場所にのみ生息する農耕馬「寒立馬(かんだちめ)」が現れます。最果ての美しくも過酷な環境下で、人々の生活を支え続ける馬たちの佇まい。この場所でしか見られない風景へ癒されに、旅へ出てみませんか?

まるで北の大地!?長閑な農道を走って「尻屋崎」へ

写真:土庄 雄平

"まさかり"のような形をした下北半島の北東端に位置するのが、今回紹介する「尻屋崎」。むつ市街から北東に30km程走れば辿り着くことができます。到着後の利便性を考えると車(レンタカー)がベターですが、むつ市バスターミナルから出ているバスでもアクセス可能です。今回は、尻屋崎を最大限に楽しむため、車を前提としたプランで紹介します。

写真:土庄 雄平

さて、尻屋崎へ至るまでおよそ1時間、県道6号(むつ尻屋崎線)or稔りふれあいロードを進むことになりますが、この道が既に旅情満点!なんと、開放的で奥行きのある直線道路が続き、途中には草原を駆け抜けるエリアも!まるで北海道の富良野・美瑛に来たかのように錯覚する風景が広がります。

写真:土庄 雄平

交通量もほとんどなく、牧歌的な雰囲気が漂うこの道。走り抜けても気持ち良いですが、少し車を止めて道へ下りてみてください。優しく吹く風が心地よく、緑美しい景観に癒されること間違いなし!

日本百名道にも選出!絶景の「尻屋崎道路」を堪能

写真:土庄 雄平

農道エリアから、次第に海を見渡す沿岸道路へ雰囲気を変えた頃、尻屋崎ビジターハウスの隣にあるゲートへ到着すれば、いよいよメインとなる「尻屋崎」の入り口です。実は、この尻屋崎一帯には、後から紹介する「寒立馬(かんだちめ)」が生息しており、彼らが逃げないようにするためにゲートが設けられています。

写真:土庄 雄平

そして、今述べた二つのゲートの間の区間は「尻屋崎道路」と呼ばれる日本百名道の一つ。ゲートを入ってすぐ、広い牧草地を抜ければ、いきなり真っ青な海を見渡すシーサイドロードへ様相を変えます。このギャップがとても新鮮ですね!

写真:土庄 雄平

そして暫くすると、目の前には大海原と相対するかのような岬の景観が!白亜の灯台へ向かって、青と緑のコントラストに包まれて道が続いていく景観は、思わずうっとりする美しさです。

おっ道の上に!悠々自適に暮らす「寒立馬」を愛でよう

写真:土庄 雄平

そんな絶景に見とれながら道を進んでいくと、いきなり路上にお馬さんの姿が!平然と歩いているその姿に驚くことでしょう。実は、このお馬さんが前述した「寒立馬」!寒さに強く、粗食でも生き抜ける逞しさから、この地方で重宝された農耕馬で、尻屋崎に40頭程放牧されており、この道のトレードマークになっています。

写真:土庄 雄平

自由闊歩する凛々しいお馬や、親にぴったりと付く甘えん坊な子馬、人に慣れて寄って来る子まで!悠々自適に暮らす彼らの、可愛らしい姿を満喫することができますよ。寒立馬の性格が人懐っこいのは、昔から人と協力してこの地で一緒に暮らしてきたことに拠るのでしょう。

写真:土庄 雄平

その中で見逃せないのが、ごろ〜んと寝転がる寒立馬の子馬の日向ぼっこです。ここまでリラックスしたお馬さんの姿は、他では滅多に見られないのではないでしょうか?とても気持ちよさそうに、時折イビキをかきながら無防備にお昼寝する愛らしい姿。まさに自由気ままなお馬の楽園と言えるでしょう。

寒立馬と景色のコラボが絶妙!「尻屋崎」独自の景観を味わおう

写真:土庄 雄平

そんな絶景と寒立馬の両方が待つ「尻屋崎」の風景の醍醐味こそ、その両者のコラボレーション!雄大な自然の中、凛とたたずむ寒立馬の姿は格好良く、海をバックに撮影してもとても絵になります。なお岬の先端には、かつて難破した船をとむらうお墓があり、そこから岬を振り返ると、尻屋崎らしい風景が撮影できるのでオススメです!

写真:土庄 雄平

また尻屋崎道路の後半には、ほとんど知られていない隠れ名所があるので、そちらへの立ち寄りもお忘れなく!なんと、尻屋崎灯台を越え、尻屋崎道路の終わりがけに登場する地形がまるで寒立馬が寝転がっている姿にそっくりなのです。あの天使の寝顔のお馬さんを思い出して、心がほっこりすることでしょう!

写真:土庄 雄平

ちなみに、尻屋崎道路の後半区間も素晴らしい絶景エリアです。目の前に飛び込んでくる緑と青のコントラストは、圧倒的に美しくて雄大!そして、優しく頬をなでる風が本当に気持ち良いですよ。さぁラストを爽快に駆け抜けましょう!ゲートが見えてきたらゴールです。

「尻屋崎」で絶景と寒立馬に心ゆくまで癒されよう!

写真:土庄 雄平

下北半島の東端に位置する「尻屋崎」。そこには見渡す限り、台地と海が織りなす美しい景色が広がっており、そして寒立馬が悠々自適に暮らしています。とても人懐っこく、ひたすらに無防備で愛らしい彼らの姿は、癒しそのもの。そして、周囲の鮮やかな海や草原とのコラボも相まって、旅情を高めてくれることでしょう!唯一無二の癒しに出会えること間違いなしの「尻屋崎」を訪れてみてはいかがでしょうか?

尻屋崎の基本情報

住所:青森県下北郡東通村大字尻屋八峠
アクセス:むつ市街から車・バスで1時間
※ゲートの開場時間は以下の通り
4月1日〜4月30日 8:00 〜 15:45
5月1日〜11月30日 7:00 〜 16:45
※寒立馬のいる場所は時期ごとに違います。(詳細は関連MEMOをご参照)
4月〜12月:尻屋崎灯台周辺
1月〜3月:アタカ ※尻屋バス停より徒歩20分
2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
尻屋崎・寒立馬のいる場所
https://www.aptinet.jp/Detail_display_00000049.html
尻屋崎 - 下北半島の観光 | 下北ナビ
https://simokita.org/sight/siriya/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
土庄 雄平

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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