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世界遺産の白神山地「十二湖」の神秘的な青い池は2つ!


青森県と秋田県にまたがる白神山地は、世界最大級の原生的なブナ林の山岳地帯で、1993年に世界自然遺産に登録されました。白神山地の散策コースの十二湖は青池が有名ですが、実はもう一つ青色の池、沸壺の池があります。比べてみると、微妙に青色の色彩が違い、それぞれ神秘的な美しさです。
今回は、バスで行くことができる人気の十二湖散策コースを紹介いたします。

ジブリ映画「もののけ姫」の舞台である白神山地のブナ林

写真:朱 とんぼ

白神山地は、秋田県北西部と青森県南西部にまたがる約13万haの広大な標高1000m級の山岳地帯。人の影響をほとんど受けていない原生的なブナ天然林が世界最大級の規模で分布していることから、1993年12月に日本で初めてユネスコの世界自然遺産に登録されました。
宮崎駿監督のジブリ映画「もののけ姫」の舞台として屋久島とともにモデルになったことでも、有名です。映画の木の精霊の「こだま」が顔をのぞかせそうな美しい森林が印象的!

十二湖の代名詞の青池は群青色

写真:朱 とんぼ

JR十二湖駅からのバスの終点十二湖駐車場から散策コースがスタート!十二湖とは、江戸時代の地震によってできた、広大なブナの森に点在する大小33の湖沼の総称。名前の由来は、崩山から眺めると12の湖沼が見えるからと言われているそうです。
池の形が鶏のトサカの形をしている鶏形場の池の岸を歩き、階段を上ると10分ほどで青池に着きます。青池は、面積975平方m、最大深度9.0mの小さな池で、「青インクを流し込んだ」と形容されている通りの群青色。この美しい青の色の秘密は現代の科学で解明されていないそうですから、ますます神秘的ですね。

写真:朱 とんぼ

倒木や魚が透けて見えます。天気や時間により、青の色が微妙に変わりますよ。

青池に勝るとも劣らない美しさの沸壺の池

写真:朱 とんぼ

青池からブナ自然林を抜けて15分ほど歩くと、沸壺の池。面積575平方m、最大深度3.1m、青池と並び称される美しい青色の池です。木々に囲まれた透明度の高い池で、水の色は周りの木々の緑を反映したような緑がかった青色。青池との色彩の違いを比べてみましょう!

写真:朱 とんぼ

池ほとりの木々の根元などから水が湧き出ていて、これが沸壺(わきつぼ)の池の名前の由来と考えられています。水深が青池より浅いため透明度が高く、水底まで見えています。

写真:朱 とんぼ

沸壺の池から林の中の道を5分ほど下ると、車道に出ます。下り口の所には「平成の名水百選」に選ばれている「沸壺池の清水」。十二湖庵では、この名水でたてた抹茶を寸志でいただくことができます。目の前には落口の池が広がっていますから、喉を潤しながら、開放的な池の景観を楽しみましょう!

連なっている池をめぐってみましょう!

写真:朱 とんぼ

落口の池から車道を上ると、散策コース出発点の駐車場に戻ることができますが、30分ほど歩いて下っていくコースがおすすめ。
落口の池、中の池、越口の池、王池と十二湖の中では大きな池が連なっていてます。広い空の下の美しい池をめぐって、それぞれの景色の美しさを眺めましょう。途中には白神山地や十二湖自然を紹介する無料の十二湖ビジターセンターがあります。約500m間隔でバス停があり、JRの十二湖駅にバスで戻ることができます。(写真は上が落口の池、下が越口の池)

写真:朱 とんぼ

白神山地は、日本が誇る貴重な世界自然遺産。ブナ林を散策してマイナスイオンを浴びることができます。十二湖の青池の神秘的な鮮やかな青色は、訪れる者を魅了します。少し足をのばせば、もう一つの青色の沸壺の池。観光客も青池に比べれば少ない穴場です。
今回ご紹介した十二湖散策コースは、手軽に世界自然遺産の白神山地のブナ林をハイキングできます。王池まで歩いても、2時間はかかりませんから、ぜひ訪れてみましょう。

白神山地・十二湖の基本情報

住所:青森県西津軽郡深浦町松神津軽国定公園十二湖
電話番号:0173-74-4412(深浦町観光課)
アクセス:JR十二湖駅からバスで15分(4月〜11月運行予定)
2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
青森県深浦町観光協会
http://fukadoko.jp/index.html

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
朱 とんぼ

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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