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宿坊に泊まって関東屈指のパワーを頂く!秩父・三峯神社興雲閣


埼玉県秩父市の三峯神社は、雲取山や白岩山と並ぶ三峯三山の1つ妙法ケ岳山頂に奥院が鎮座する関東屈指のパワースポット。毎月1日に頒布される「白い気守り」や、狼の神使、明神型の鳥居が三つ組み合わされた鳥居が紹介される人気の神社。
宿坊は僧侶の宿泊や参拝者が身を清めるための施設でしたが、今では一般の観光者も利用できる施設。興雲閣は神域で過ごすひと時と、三峯山の地下から湧き出す温泉が味わえる別格の宿です。

三峯山の山頂に立つ三峯神社!興雲閣での宿泊はご祭神に抱かれる贅沢

写真:やまと ふみよし

興雲閣への自家用車での宿泊は駐車料金無料。予約時に車両ナンバーを連絡し、三峯神社駐車場の受付で「興雲閣への宿泊」を告げると、宿泊者用の駐車場に案内されます。駐車場から興雲閣へは登り道を約10分、足腰に不安がある方には送迎があるので予約時に確認しましょう。
参道には、“いもでんがく”の山麓亭や、“わらじカツ丼”の大島屋など、お土産屋、食事処が並びます。その先に、左右に神使の狼に守られた三つ鳥居があります。鳥居からは一段と高い神域。朱色が鮮やかな随身門や、右手を高く上げて歓迎をしてくれる“日本武尊銅像”、皇大神宮や豊受大神宮などの摂末社と続き、拝殿、本殿の並びに興雲閣があります。
三峰山の神域に泊まれる贅沢な一夜に期待が高まります。

写真:やまと ふみよし

随身門はかつての仁王門が、神仏分離令により移築。その後、寛永4年に再建、昭和40年に改修されました。平成16年に塗り替えられた随身門は朱色も鮮やか。正参道は、随身門から、拝殿正面にある青銅鳥居から参拝します。

写真:やまと ふみよし

宿坊である興雲閣は、拝殿、その奥にある本殿と、社務所を挟んだ並びにあります。ここはまさに、三峯神社の一丁目一番地。関東有数のパワースポットでの一夜は特別です。しかし、敷居は決して高くありません。妙法ヶ岳や雲取山への登山者も利用しています。

部屋は3〜4人、15〜19人用の2タイプの和室!晴天の夜に広がる満天の星

写真:やまと ふみよし

客室は、3〜4人、15〜19人用の2タイプの和室。トイレと洗面所は各階共有ですが、清掃が行き届いているので安心して利用できます。部屋の設備は、液晶テレビ、冷蔵庫、貴重品ボックス、お茶セット。アメニティは、タオル、バスタオル、浴衣、歯ブラシと一通りそろっています。また、部屋には『古事記』が置かれているので、神々の歴史に触れてみるのも興雲閣の過ごし方の1つです。
客室は、秩父市街地が見える北西に面した部屋と、標高2000メートル級の白石山、唐松尾山が見える東南に面した部屋があります。三峯神社の標高は1100メートル、東南に面した部屋からは美しい山並みが見え、晴天の夜には満天の星空が広がります。

写真:やまと ふみよし

南東に面した部屋から見える山並み。山の向こうは山梨県甲府市です。秩父からは甲府へは彩甲斐街道(国道140号)で結ばれています。

写真:やまと ふみよし

標高の高い三峯神社は、年間を通じて霧や雲に包まれることが多いのですが、晴れた日の夜は満点の星空が広がります。まさに自然のプラネタリウムです。

興雲閣のお風呂は大滝温泉三峯神の湯!塩化物泉で体はポッカポカ

写真:やまと ふみよし

お風呂は温泉。三峯神社の麓の大滝で温泉が堀削され興雲閣に引湯されました。“大滝温泉三峯神の湯”と名が付けられた温泉は、地下1000メートルから湧き出す“ナトリウム・塩化物泉”。32.6度の泉温が毎分80リットルと豊富な湧水量があり、ナトリウムやメタホウ酸、炭酸水素などの含有量が多く、関東でも最優良といわれる名湯です。
無色透明のお湯は少しとろみがあり、塩味がします。塩化物泉は、保温と保湿作用があり、冷え症や乾燥肌に効能があります。また、PH8.4と弱アルカリ性の泉質は、脂肪を柔らかくするため、皮膚にたまった脂分を洗い流してくれます。浴場は内風呂だけですが、三峯山の地下を流れる水脈から湧き出した温泉は三峯神社の御神水。全身で三峰山のパワーを頂きましょう。

写真:やまと ふみよし

入浴は午後2時半のチェックイン〜午前0時。翌日の午前5時〜7時。浴場には、シャンプーとボディーソープがあり脱衣所にドライヤーが設置されています。髭剃りやヘアーブラシ、化粧水などの携帯は必要です。

写真:やまと ふみよし

浴場前のお休み処では、牛乳とビールの自販機があります。

夕食は会席料理!お刺身に岩魚の塩焼き、鍋物、お酒もあります

写真:やまと ふみよし

夕食会場は最上階の6階。個室なのでゆっくりと食事を味わえます。会席盆には、ワカサギの天ぷら、里芋とがんもどき、舞茸の煮物、鮪、烏賊、ホタテ、刺身こんにゃくのお刺身、岩魚の塩焼きに、牡蠣、舞茸、しめじ、白菜の鍋物など、野菜と魚を中心とした料理が並びます。宿坊ですが神社なので、お酒もいただけます。
岩魚の塩焼きは淡泊で癖のない味。厚く切られた赤身の鮪は食べごたえがあり、煮物や炊き合わせは薄味で食材の味を生かしています。香の物の”しゃくし菜漬け”は、秩父の特産品。正式名は雪白体菜(せっぱくたいさい)という野菜で、葉が、ご飯を盛る“しゃもじ”に似ていることから“しゃくし菜”と呼ばれています。

写真:やまと ふみよし

夕食は10畳の和室。扉もあるので部屋食のようにくつろいで食事が出来ます。

写真:やまと ふみよし

鍋物は固形燃料が燃え尽きる頃が食べごろ。汁に牡蠣やきのこの出汁が溶け出し味わい深く、おぼろ昆布の風味がよく合います。

凛とした空気に包まれた境内!早朝の三峯神社参拝は格別

写真:やまと ふみよし

三峯神社には神仏習合時代の鐘楼が残り、すぐ隣に県指定天然記念物の”三峰モミ”があります。現在では、時の鐘として朝、夕の2回、時を知らせています。朝の浴場は午前5時から、湯船に浸かりながら鐘の音を聞くのも宿坊ならではないでしょうか。身を清めた後は、早朝の参拝に出かけましょう。
境内は凛とした空気に包まれています。参拝者も少なく自分だけの三峯神社のようです。拝殿の左右にある、樹齢800年を超える2本の神木に手を触れると、地中から吸い上げた水の流れが手に伝わってくるようです。拝殿では、朝の祈祷が行われ厳粛な気持ちになります。朝の祈祷は前日に興雲閣のフロントで申し込みが出来ます。

写真:やまと ふみよし

朝食会場は6階の大広間でいただきます。朝食はいたってシンプル。鯵の干物に玉子焼き、キャベツとニンジンのハムサラダとオレンジ、小松菜とシラスのお浸しなどに、ご飯とお味噌汁。早朝の温泉と参拝で食も進みます。ご飯とお味噌汁は、お代わりが出来ます。

写真:やまと ふみよし

三峯神社奥院の遥拝殿から秩父市街が一望。また、気象条件によって雲海が見えるスポットとしても有名です。遥拝殿を降りると、日本武尊銅像が「またおいで」と見送ってくれているようです。

三峯神社境内に立つ興雲閣で別格の体験を!日帰り入浴もお勧め

三峯神社のご祭神の、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)は、日本の国土を造り、天照大御神や月読尊(つきよみのみこと)をはじめ、日本の神々を生んだ神。それまでの神は男女の区別がなく独神でしたが、伊弉諾尊(男神)、伊弉冉尊(女神)となり“愛”と “生”、“死”を生んだ創造の神です。
拝殿、本殿と並ぶ、興雲閣での神域での一夜は、身が引き締まる空気と穏やかさに包まれ格別です。三峰山の“創造の力”を思う存分に頂きましよう。興雲閣では日帰り入浴もできます。また、毎年12/15〜3/15(12/31〜1/5、2/2、3を除く)の期間、特別宿泊料金となるのでお勧めです。温泉リゾートと違う旅を体験してみるのはいかがでしょうか。
2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
興雲閣
http://www.mitsuminejinja.or.jp/kounkaku/
三峯神社
http://www.mitsuminejinja.or.jp/

【トラベルjpナビゲーター】
やまと ふみよし

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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