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SL・便當・老街・古道! 阿里山への起点駅・台湾「奮起湖駅」


台湾中央部に位置する阿里山エリアは台湾でも一番の人気観光スポットで、そのアクセスには山岳鉄道が利用されます。嘉義駅からの山岳列車は奮起湖駅で止まり、多くの観光客はそこでバスに乗り換えて阿里山駅へと向います。しかし、この奮起湖駅周辺には「SL展示」「名物便當」「風情のある老老街」「歴史ある散策路」など見所満載。乗り換えだけでなく1泊したくなる奮起湖の魅力をご紹介します。

鉄道ファンにはたまらない!SL展示やレトロな駅弁のお出迎え

写真:藤谷 ぽきお

奮起湖駅に降り立って、プラットホームから線路をそのまま渡り、すぐの建物がこのSL展示室となっています。SL列車が二台と登山列車特有のディーゼル列車が一台展示されていて、鉄道ファンにはたまらない場所。
その他にも世界的にも珍しい3重ループの線路の様子の模型などもあり、大人も大興奮です。展示室の壁側には断崖などに作られたループ橋製作当時の作業の様子の写真などもかけられています。モノクロの古びた写真からは、当時の建設現場の過酷さや劣悪さなどが伝わってくるようです。

写真:藤谷 ぽきお

奮起湖駅名物の味のある売店。簡単なお土産と、2種類のお弁当、飲み物しか売っていませんが、名物とあってお弁当も売り切れ続出です。
お弁当を必ず食べたいという方は展示室よりも先にこちらの売店に来ることをお勧めします。お弁当には美味しいお茶もセットなっているのでお得感もあります。

写真:藤谷 ぽきお

台湾では「便當(べんとう)」と表記されるお弁当。奮起湖の2種類のお弁当は「列車長」と「鐡道員」という名前が付けられています。中身は大きく変わりませんが、使われているお肉が鶏肉か豚肉という違いがあります。

北の九フン老街!南の奮起湖老街! 風情ある旧市街

写真:藤谷 ぽきお

奮起湖駅に隣接している老街には、おみやげ屋・生活用品店・雑貨店・カフェ・食堂など様々なお店が軒を連ねていて、とても賑わいがあります。夜にはランプや裸電球に明かりが灯り、北の九フンにも負けない風情ある通りです。

写真:藤谷 ぽきお

更に駅から500mほど下った辺りには「百年老老街」と呼ばれる、老街を超えた老老街もあります。百年は越えたであろう木造のお店で頂くお茶は格別です。

写真:藤谷 ぽきお

先住民族も暮らしている阿里山郷では、伝統の美食にも出会えます。野性の愛玉で作る愛玉氷などのドリンクも有名ですが、ツリートマト(写真)という木になるトマトもぜひ食べてみませんか?

単なる森林浴じゃない! 歴史に包まれた奮起湖歴史散策路

写真:藤谷 ぽきお

奮起湖には駅から徒歩でアクセス出来る遊歩道だけでも7つほどあり、最長は1,170m、最短は480mと体力・時間・見所などで選ぶ事ができます。
特におすすめのコースはバス停すぐの場所から上り始める「奮瑞古道」。登り10分程で奮起湖が一望できる観景台があり、登山列車が停車中の写真は特に映えます。そこから更に10分程の登りで「神社遺跡」があり、神社跡地に奮起湖開拓時代の写真が並べられており、野外博物館のようになっています。更に10分程の登りで「鹿鼎神木」があります。このコース唯一の巨木なので見逃さずにご覧下さい。

写真:藤谷 ぽきお

かつてトロッコ列車で材木を運んでいた線路が、そのまま散策路になっているコースもあります。奮起湖観景台から分岐している「木馬浅道」です。このコースの行き止まりの到達点には、このエリアの見どころのひとつ「奮起湖神木」があります。

写真:藤谷 ぽきお

森林の中の歴史ある散策路をゆっくりと歩いていると、奮起湖開拓時代の、トロッコ列車が走っていた昔にタイムスリップしたような感覚も覚えます。

奮起湖駅周辺でぜひ1泊して過ごしてみて下さい

奮起湖駅周辺には他にも「登山便當」という名物もあり、ノスタルジックなステンレス製のお弁当があったり、散策路も「古道」や「生態歩道」などと呼ばれ、石畳の道や様々な植生を学べる道もあります。一つ一つがまだまだ奥深いスポットですので、乗り換え駅としてではなく、1泊でも2泊でもしてみて下さい。それぞれの見所やコースを深堀りして楽しむことができます。

■関連MEMO
【たびねす】ご来光だけでは帰れない! 台湾「阿里山」の4つの魅力徹底紹介
https://www.travel.co.jp/guide/article/31377/

【トラベルjpナビゲーター】
藤谷 ぽきお

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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