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フィリピン秘島でジェリーフィッシュサンクチュアリ!刺さないクラゲに癒される


クラゲと言えば、刺されたら痛いぞ腫れるぞ触るな危険のイメージですが、クラゲ界にはなでても触っても決して刺さない、人にやさしいクラゲも生息するんです。そんなかわいいクラゲのサンクチュアリがフィリピン秘島にあるってご存知でしたか?
そんな癒しを与えるクラゲ天国があるのはブカスグランデ島ソホトン国立公園。クラゲ好きさんもそうでない人も必見です!

刺さないクラゲ「スティングレス・ジェリーフィッシュ」とは

写真:Stephen Masters

外敵から身を守り、餌を確保するために毒針の触手を持つようになったクラゲ。生き延びるすべとして手に入れたその毒針も外敵不在の平穏な場所では、長い年月のうちに退化してしまったクラゲもいます。それが「Stingless Jellyfish(刺さないクラゲ)」です。
そのパラダイスとして最も有名な場所がパラオの「ジェリーフィッシュレイク」。おびただしい数のクラゲに囲まれて泳ぐ光景は実に幻想的。そんな世にも稀な刺さないクラゲの楽園が、実はフィリピンにも存在します。それがブカスグランデ(Bucas Grande)島の「ジェリーフィッシュサンクチュアリ」です。

ジェリーフィッシュサンクチュアリが眠る「ブカスグランデ島」とは

写真:かわい まゆみ

フィリピン最大の島・ミンダナオ島北東部に位置するスリガオ・デ・ノルテ(Surigao de Norte)州。その離島の一つがブカスグランデ島です。
人口約2万人が暮らす小さな島にはサンゴ礁でできた大小の無人島が点在し、美しいブルーラグーンが存在します。

写真:かわい まゆみ

ブカスグランデ島の観光の目玉はブルーラグーンがもっとも美しいソホトン湾(Sohoton Cove)と鍾乳洞群、そして刺さないクラゲの天然プール「ジェリーフィッシュサンクチュアリ」です。これらは国立公園区域にあるため、入場には当局の許可と所定のエコツアーに参加する必要があります。海上にある受付事務所にて受付と支払い(許可証、外国人入場料、環境税、ライフジャケット代、ツアー代など合計1320ペソ)を済ませ、専用ガイドの案内のもとボートで移動します。

写真:かわい まゆみ

エコツアーは基本的にソホトン湾周辺とジェリーフィッシュサンクチュアリのセットになっています。まずはエンジンボートでソホトン湾周辺を観光し一旦事務所に引き返します。次に定員2名のカヌーに乗り換え、船頭が手漕ぎでジェリーフィッシュサンクチュアリまで案内してくれます。

ジェリーフィッシュサンクチュアリまでの道のりも必見

写真:かわい まゆみ

ジェリーフィッシュサンクチュアリまでの道のりもまたジャングルクルーズのようで一見の価値ありです。
波の浸食でできた天然アーチを抜けると、鬱蒼と生い茂るマングローブの森と美しきラグーンが広がります。野鳥のさえずりとカヌーを漕ぐ音だけが静かに響き渡り、これだけでも十分癒されます。

写真:かわい まゆみ

息を呑むターコイズカラーのブルーラグーン。あまりの美しさに言葉を失います。

写真:かわい まゆみ

見てください!これは水中カメラではなく船上から直接サンゴを撮影したものです。透明度の高さがズバ抜けてます。まるで天然のアクアリウムをたゆたっているようなふしぎな感覚にとらわれます。

いよいよ刺さないクラゲ天国「ジェリーフィッシュサンクチュアリ」!

写真:かわい まゆみ

ジェリーフィッシュサンクチュアリはラグーンから隔絶した天然のプールのようになっています。入口付近はボートが漕げないほど浅瀬になっているため、一旦ボートを降りて手でプールに運び入れます。

写真:かわい まゆみ

船上からでも確認できますが、水中カメラを潜らせると、いました!無数のクラゲたち!ここで生息する刺さないクラゲは2種類で、一つはタコクラゲ属のゴールデンジェリーフィッシュ、もう一つはミズクラゲ属のブルームーンジェリーフィッシュです。
雨季にあたる3月から5月がベストシーズンで、数百万というおびただしい数のクラゲがプール一面を埋め尽くすそうです。その時期には遊泳も許可されています。

写真:かわい まゆみ

シーズン期間外はプールでの遊泳は禁止となっていますがもちろん触るのはOK!船頭さんがパドルでクラゲをすくって渡してくれます。モニュモニュ、プニュプニュ、なでなで…心行くまで癒されてください。触手がちぎれたりからだを傷つけるといけないのでやさしく愛でてあげましょう。

ジェリーフィッシュサンクチュアリを訪れるには

写真:かわい まゆみ

まずは拠点となるブカスグランデ島の中心ソコロ(Socorro)を目指します。宿主催のツアーもありますが、ジェリーフィッシュサンクチュアリのあるソホトン(Sohoton)国立公園に行きたい旨相談すれば船オーナーを紹介してくれ、ソコロから約1時間半離れた海上にある受付事務所まで運んでくれます。

写真:かわい まゆみ

ブカスグランデ島へは、セブ、マニラなどから飛行機あるいはフェリーでミンダナオ島のスリガオシティへ向かいます。港から直行フェリー(所要約4〜5時間)に乗るか、バスターミナルからバンでハヤンガボン(Hayanggabon)港に向かい公設ボートで渡るルート(所要約3時間)もあります。また隣のシアルガオ(Siargao)島経由のルートもあります。
辿り着くまでが少々面倒で時間もかかりますが、それに代えても大自然の中に眠るジェリーフィッシュサンクチュアリは超穴場で最高のスポット。クラゲ好きさんだけでなく美しいラグーンやビーチで癒されたい人も必見!是非穴場の秘島を訪れてみませんか。

ジェリーフィッシュサンクチュアリの基本情報

住所:Sohoton National Park, Socorro, Surigao del Norte, Philippines Bucas Grande Island
電話:+63-910-284-8459(ソコロ観光局直通)
アクセス:拠点となるソコロ(Socorro)まではスリガオシティからフェリーで直行か、あるいはハヤンガボン港経由でボート約1時間もしくはシアルガオ島ダパ港から約2時間。宿を通じるなどして貸切ボートをチャーターするかツアーに参加し、国立公園受付事務所を訪れエコツアーに申込むこと。
2018年2月10日現在の情報です。最新の情報はサイトなどでご確認下さい。

■関連MEMO
ソコロ観光局Facebook
https://www.facebook.com/SocorroTourismOffice/
ソコロ政府公式サイト
http://www.socorro.gov.ph/homepage/

【トラベルjpナビゲーター】
かわい まゆみ

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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