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動かない動物園!人気急上昇中の西伊豆町の奇岩動物園へ行こうっ!


伊豆半島の西海岸に位置する西伊豆町は、美しい海岸線が続き、国立公園や名勝に指定されている景勝地。海岸では、波などの自然の力によってできた動物そっくりの奇岩が存在し「日本の奇岩百景」に認定されています。海に突如現れる象や亀、迫力満点の馬など、動物に似たユニークな6つの奇岩を見ることができ、まさに“奇岩動物園”なのです。これから話題になること間違いなし!の動かないけど面白い西伊豆町の奇岩をご紹介。

認定数全国最多クラス!前代未聞の岩の動物園

写真:sachie

西伊豆町は、伊豆半島の西海岸の中央に位置。起伏に富んだリアス式海岸が続き、伊豆半島屈指の景観を誇っています。海に沈む夕日も美しいことから「日本の夕陽百選」に選ばれていますが、今回ご紹介するのは、海に浮かぶ島や岩など。
今までは、夕日のシルエットやアクセントとして引き立て役になっていた奇岩が「日本の奇岩百景」に認定され、新たな注目の的になっています。町内にある動物の形に見える奇岩を楽しんでもらおうと、2018年に「奇岩動物園」のパンフレットを製作。
町内を園地に見立て、写真やイラストを使って奇岩百景に認定された「馬ロック」「イズら」「亀岩」「象島」「蛇島」「亀甲岩」の6つの奇岩を紹介していて、西伊豆町内で奇岩めぐりができます。

浦島太郎の気分が味わえる!亀の甲羅に乗れる気軽な見所「亀岩」

写真:sachie

奇岩の見所は大きく別けると、宇久須・田子・堂ヶ島・仁科の4つのエリア。
最初にご紹介するのは、象島・亀岩・蛇島・亀甲岩の4つの奇岩が集中している堂ヶ島・仁科地区。景勝地として栄え「洞くつめぐり遊覧船」が運行する海からの景観が楽しめます。4つの奇岩は遊覧船に乗船しないと見られないものもあるので、遊覧船に乗って見るのがお勧め。亀岩は、遊覧船乗り場の後ろにあるので、乗船前から見学できます。

写真:sachie

亀岩は、甲羅からべろ〜んと顔を出したような可愛い形の岩。亀岩の上は、遊歩道になっているので、浦島太郎になったような気分で海を見下ろせる絶景ポイントでもあります。

見所満載!遊覧船に乗船してから出会えるお楽しみな奇岩達

写真:sachie

洞くつめぐり遊覧船は、10分〜15分間隔で運行しており、所要時間は約20分。
船が出港してから左手に見えるのは、こちらの蛇島です。島の中断の地層が蛇行している様子から「蛇島(じゃじま)」と名付けられ、遊覧船で近づくと、もじゃもじゃとした白い蛇が絡み付いたような模様が見られ、少し不気味な雰囲気。島を覆うリアルな蛇柄は必見です。

写真:sachie

次に現れるのは、岬の先端にある亀甲岩です。少し解りずらいかもしれませんが、先端の岩が、ちょうど海から陸に上がろうとしている亀の姿に似ていることから名付けられた岩で、陸に向かって、頭をちょこんと出しているような可愛い仕草をしています。怪獣ガメラに似ていると評判で、ガメラファンにとっては、きっとざわつく人気スポットです。

写真:sachie

そして、大海原を進むと現れるのは象島です。ちょうど象が座った姿に似ていることからネーミングされた岩。近くで見ると、ダイナミックで象というよりは、マンモスの様な迫力満点な雰囲気。干潮時になると、象のトレードマークの長い鼻が出現し、より象ぽく見える時もあるので、カメラの準備も忘れずに。
遊覧船ではこの他、奇岩ではありませんが、洞窟の天井が空いた穴から差し込む光が美しい国指定天然記念物の「天窓洞」など、見逃せないスポットも見られるので、乗船されてみては如何でしょうか?
<洞くつめぐり遊覧船の基本情報>
住所:静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2060
電話番号:0558-52-0013(堂ヶ島マリン)
営業時間:8:15〜16:30
※悪天候の場合は運休となります。

別名を持つ「象島」は全国的に珍しい!摩訶不思議な「トンボロ現象」が出現

写真:sachie

遊覧船から見えた象島は、別名「伝兵衛島」とも呼ばれています。伝兵衛島・中ノ島・沖ノ瀬島・高島の4つの島からなる三四郎島の一つで、見る角度によって3つや4つに見えることから三四郎島と呼ばれています。
三四郎島は、干潮になると浜と島の間に道ができる「トンボロ現象」が現れる日本でも珍しい所。干潮時に30cm以上潮が引くと現れ、一番手前の伝兵衛島まで歩いて渡れます。三四郎島は、瀬浜海岸から見ることができますよ。

奇岩にプラス!願掛けスポット&夕日の絶景撮影スポット

写真:sachie

変わっては、堂ヶ島・仁科地区の北側に位置する宇久須エリアから。ここでは、黄金崎公園の先端に馬の前に見える「馬ロック」が見所となっています。
海に突き出た長い顔や、たて髪の様に生える木、茶褐色した地層など、偶然にも馬に似ている要素が重なり、自然の産物とは一言で片付けられないような奇岩。馬そっくりのユニークな形と、プロピライトという珍しい地質でできていることなどから評価され「日本の奇岩百景」に登録されました。
コバルトブルーの海とのコントラストが美しく、夕日に照らされると岩肌が黄金色に輝く景勝地。そして、馬ロックに願掛けすると願いが叶うとされるパワースポットでもあるので、忘れずに祈願(奇岩)してみては如何でしょうか?
<黄金崎公園の基本情報>
住所:静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須3566-7
電話番号:0558-52-1268(西伊豆町観光協会)

写真:sachie

続いては、田子地区の大田子海岸から見られる「イズら」です。沖合に浮かぶ穴の開いた不思議な岩で、地元では「めがねっちょ」の愛称で親しまれています。ごつごつとしていて、まるでゴジラのようで、伊豆を文字って「イズら」と呼ばれています。
大田子海岸は「夕陽日本一」を宣言し、夕陽の鑑賞の好期を迎える3月〜9月は、イズらの背後に沈む夕陽を狙って多くのカメラマンが訪れる有名な海岸です。日中に訪れると、夕陽のアクセントとしてではなく、岩自体の面白みを鑑賞でき、怪獣のような面白い形。見る角度によっては、ゴジラが指をじゃぶっている様に見える可愛い姿も見られますよ。
<大田子海岸の基本情報>
住所:静岡県賀茂郡西伊豆町田子
電話番号:0558-52-1268(西伊豆町観光協会)

西伊豆を探検!新たな奇岩を投稿しようっ

西伊豆町内では、大田子海岸のライオン岩。動物以外にも、仁科港の近くでは、兜の形に似た兜岩。一色地区では、枕の形に似た枕状溶岩など、石マニアにとっては、面白い形の岩がたくさん点在!
町では「新たな奇岩を見つけたら投稿してほしい」と呼び掛けているので、町中を探検して奇岩を探してみては如何? 奇岩は、珍しい形だけでなく、地質的に大変貴重なものもあるので、遊びながら学べます。また、子供達の夏休みの自由研究にも一押しです。自然が作った芸術作品を見て、ぜひ驚いてみませんか?
2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
洞くつめぐり遊覧船
http://www.izudougasima-yuransen.com/index.html
黄金崎公園
http://nishiizu-kankou.com/playing/2006/03/post_18.php

【トラベルjpナビゲーター】
sachie

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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