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鉄道ファン必見!「京都鉄道博物館」で鉄分をチャージせよ


2016年に開館した「京都鉄道博物館」は、日本最大級の鉄道博物館です。展示車両は、蒸気機関車からディーゼル機関車、気動車、電気機関車、電車など国内トップの53両。さらにスゴイのは、日本で唯一、蒸気機関車を毎日、運行しているということ。そして企画展示室では、「新幹線変形ロボ シンカリオン×京都鉄道博物館」が開催中。京都鉄道博物館で日本の鉄道史を楽しみながら学んでみませんか?

「プロムナード」で出迎える車両たち

写真:モノホシ ダン

京都鉄道博物館の歩き方は、エントランスホールから入って、プロムナード、本館、トワイライトプラザ、SL広場、旧二条駅舎の順に回るのがおすすめ。プロムナード正面には、左から、C62形蒸気機関車、湘南型の電車クハ86形、そして新幹線の初代車両0系が、来館者をお出迎え。
C62形26号機は、1948年(昭和23年)に、川崎車輌で製造された同型機としては唯一の保存機。オレンジとグリーンの鮮やかな塗装のクハ86形は、新型通勤電車モハ80系の制御車で、1950年(昭和25年)の製造。最初に投入されたのが東京〜沼津間の、いわゆる湘南エリアだったので、湘南型と呼ばれ、のちにこのカラーリングをエリアに関係なく、湘南カラーと称するようになりました。
0系新幹線は1964年(昭和39年)に製造され、「夢の超特急」と呼ばれた東海道新幹線の初代車両。なお、0系新幹線の前では、フォトスタジオのスタッフによる記念撮影もあり。販売用の記念撮影のほかに、手持ちのカメラでも1回に限り、シャッターを押してくれます。販売用の写真は、すぐに出来上がるので、出来映えを見て購入するのもおすすめ。

写真:モノホシ ダン

プロムナードではお弁当を販売。購入したお弁当は、写真の初代ブルートレイン20系寝台車の食堂車、ナシ20形の中で食べられます。満席の場合は、本館3階の休憩室などで頂きましょう。なお、食堂車では喫茶メニューとしてソフトクリームなどもいただけます。

写真:モノホシ ダン

さらに、プロムナードの背面では、0系新幹線の先頭車の車内や運転席を見学できます。運転席では、運転台に設置されたフォトスタジオの固定カメラで記念撮影があります。撮影した写真はすぐに出来上がります。新幹線の運転士になった気分で写真を購入するのもいいでしょう。

特別展「新幹線変形ロボ シンカリオン×(クロス)京都鉄道博物館」が開催中

写真:モノホシ ダン

プロムナードから博物館のメインとなる本館へ。本館の1階には、所狭しと展示車両が。写真は、京都鉄道博物館を紹介するパンフレットによく登場する光景で、左から、500系新幹線、581系寝台電車、489系特急電車。鉄道ファンにとっては、まさに夢のようなラインナップ。
JR西日本が開発した500系新幹線は、日本で初の300キロ運転を実現。空気抵抗を抑えたフォルムは、斬新で衝撃的。500系新幹線は、2018年8月現在も山陽新幹線で「こだま」として運用されています。
世界初の寝台電車581系は、本州と九州を結ぶ特急として活躍。489系特急電車は、北陸地方に配置され、北陸と関西を結ぶ特急サンダーバードの前身である「雷鳥」や、北陸と関東を走った夜行急行「能登」などの運用についていました。先頭車は、ボンネットスタイルで、ヘッドマークはパネル型というのが特徴。

写真:モノホシ ダン

京都鉄道博物館では、月替わりで週末を中心に展示車両の公開を行っています。毎月の公開車両につきましては、京都鉄道博物館のホームページをご覧下さい。
2018年8月の公開車両は、500系新幹線の隣に展示されているクハネ583形35号車です。この電車は、世界初の座席と寝台で運用可能な設備を持った特急用の交直流電車で、車内では、座席と寝台の両方を見学できます。寝台は中央に通路をはさんだ3段式で、中段・上段の利用客は、設置されたハシゴをよじ登るようにして出入りします。

写真:モノホシ ダン

博物館の2階の企画展示室では、特別展「新幹線変形ロボ シンカリオン×(クロス)京都鉄道博物館」を開催中です。TVアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』とのコラボイベントで、主な展示は、番組紹介、シナリオ・絵コンテ展示、玩具・グッズ紹介などです。開催期間は2018年7月21日(土)〜9月9日(日)までです。この機会にシンカリオンワールドを楽しんでみましょう。

懐かしの豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」も

写真:モノホシ ダン

トワイライトプラザでは、懐かしの豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」が。写真は、編成で最も豪華な寝台客車のスロネフ25形501号車。車両の一角から去り行く後方風景を占有できるスイートルームは、あまりにも有名。この客車は1両に5部屋しかなく、定員はわずかに6人。

写真:モノホシ ダン

トワイライトプラザでは、専用の牽引機「EF81形」も(写真右)。EF81形交直流電気機関車は、直流と交流の50ヘルツ、60ヘルツのすべてに対応した3電源方式のスーパー電気機関車。大阪駅から青森駅まで、約1000kmを1台で走破。写真のEF81 103号機は、トワイライトエクスプレス専用に塗装が変更されたもの。

写真:モノホシ ダン

トワイライトエクスプレスは電源車方式を採用していました。写真は、カニ24形と呼ばれる、編成に冷暖房などの電源を供給する電源車で、他に荷物室も併設。

京都鉄道博物館のビュースポットご案内

写真:モノホシ ダン

京都鉄道博物館のビュースポットでは、本館3階のスカイテラスが一押し。博物館は、JR東海道本線、東海道新幹線に面して建っているため、京都の景色と、線路を行く列車が見れる。写真は、世界遺産・東寺の五重塔とN700A系新幹線の雄姿。

写真:モノホシ ダン

他には、本館とSL広場を結ぶ連絡デッキがおすすめ。京都鉄道博物館のシンボルともいえる扇形車庫の全景と収蔵されているSLたちを一望。扇形車庫は、大正時代の1914年に作られ、日本でもっとも古く、大きさも一番で、近代化遺産のほかに重要文化財にも指定。
現在は、20線の引込線の中に、18形式20両ものSLが保存されていて、うち8両は“動態保存車両”。動態保存とは、火を入れれば、走行できる状態で保存されている車両のこと。

写真:モノホシ ダン

連絡デッキからの眺めで素晴らしいのは、京都のランドマーク「京都タワー(131m)」がSLと一緒に見える。なにか時空を超えたような不思議な光景に感激。

ぜひ乗車してみたい「SLスチーム号」

写真:モノホシ ダン

SL広場でのお楽しみは、SLスチーム号。トロッコ客車2両を引いて、約1キロの線路を往復10分かけて走るもので、11時から16時までの間、約15分〜60分間隔で運転。牽引する機関車は4両で、どれに当たるかは、当日のお楽しみ。乗車料金は大人300円。中学生・小学生・幼児(3歳以上)は100円。

写真:モノホシ ダン

京都鉄道博物館の出口は、旧二条駅舎。この駅舎は、社寺風の木造駅舎で、1904年に京都鉄道(現在の山陰本線)によって建設。天皇や皇族の利用も多かったため、駅舎内には貴賓室も。
鉄道の高架と共に、その役目を終え、1997年、現在の場所に移設。明治の香りが漂う木造駅舎と、右側の近代的な京都鉄道博物館の入口と比べてみましょう。いまの画一的な駅舎の作りが、とても味気なく感じられますね。
このように京都鉄道博物館は、古き良き時代の日本の歴史を鉄道と共に楽しめる施設になっています。京都を訪れたら、鉄道ファンでなくても一度は訪れたい施設といえるでしょう。

京都鉄道博物館の基本情報

住所:京都市下京区観喜寺町
電話番号:0570-080-462
入館料:一般1200円、大学生・高校生1000円、中学生・小学生500円、幼児(3歳以上)200円
休館日:毎週水曜日・年末年始(12月30日〜1月1日)
開館時間:10時〜17時30分(入館は17時まで)
アクセス:京都市営バス「梅小路公園・京都鉄道博物館前」すぐ
車利用の場合は、名神高速道路 京都東ICまたは南ICから約15分
2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
京都鉄道博物館
http://www.kyotorailwaymuseum.jp/
「新幹線変形ロボ シンカリオン×京都鉄道博物館」
http://www.kyotorailwaymuseum.jp/news/sysimg/00252/link_OorP1.pdf?201807121054

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
モノホシ ダン

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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