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韓国次期政権は「対中従属の見直し」が不可欠な理由、元駐韓大使が解説


握手を交わす韓国の文在寅大統領(左)と中国の習近平国家主席(右) Photo:Pool/gettyimages

政府と国民で異なる
中国への姿勢

昨年5月22日、筆者はダイヤモンド・オンラインに『「韓国人が嫌いな国」ランキングで、中国が日本を追い抜いた理由』という記事を書いた。韓国は、文在寅政権が同盟国である米国よりも中国に気を使う一方、国民は中国を嫌っており、両者の姿勢は好対照である。

文在寅大統領は昨年、習近平国家主席との電話会談で中国共産党100周年に対する祝賀を述べた。中国共産党は朝鮮戦争の折、人民解放軍を派遣し、米韓を中心とする国連軍を押し返して、朝鮮半島の分断を固定化した張本人である。その中国共産党に対し100周年の祝賀を述べることは、韓国国民の朝鮮統一に対する思いを踏みにじっているとしか思えない。

また、鄭義溶(チョン・ウィヨン)外相は王毅外相に招かれて台湾海峡の対岸厦門にはせ参じた。米韓首脳会談を前に台湾問題が話題となるのをけん制しようとする中国の策略に乗ったわけである。...

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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