チョコやケーキ、アイスクリームにキャンディなど、疲れたときに甘いものを食べると、気分転換になります。しかし、本来ストレス解消になるはずのスイーツがストレスの原因になっていることがあるんです。ギクッとしたあなたは要注意。もしかしたら、シュガーホリックかもしれません!
シュガーホリックって何?
甘いものを食べてホッとしても時間が経つとイライラしてしまい、また甘いものを食べたくなる……そんな欲求が襲ってくる状態をシュガーホリック、もしくは砂糖中毒と呼びます。甘いものを食べるとホッとするのは、糖分を摂取することで快感を得られるから。ドーパミンやセロトニンという、快感や落ち着きをもたらす成分が脳内で分泌されるのです。
しかしそれはあくまでも一時的な現象。お菓子に使われていることの多い単糖類は、血糖値を急激に上げますが、下降も早いためにイライラを引き起こします。それを抑えるため再び甘いものを欲してしまうというわけです。このループ状態をシュガーホリックと呼ぶのです。
シュガーホリックかどうかチェックしてみよう!
お菓子を食べたくなるからといって、シュガーホリックだとは断定できません。疲れたときに甘いものが欲しくなるのは誰にでもあること。ただし、次のチェックポイントに心当たりがある方は注意が必要です。
・些細なことでもイライラとする
・気が付いたら甘い物を食べている
・甘い物が癒やしである
・甘い物がないとイライラする
・ストレスが溜まるとドカ食いする
・食べているときに美味しいと思っていない
いかがですか?ひとつでも当てはまっていたら注意が必要です!
当てはまった場合、まずは自分を客観視してみることから始めましょう。自分が最近の3日間で口にしたものを、おやつや飲み物を含めて全部書き出してみましょう。また、甘いものを食べているときどんな風に思いながら食べているか、ストレスを感じるのはどんなときかも合わせて記録しましょう。こうすることで、自分が思っていたより甘いものを食べていることや、美味しいと思わずに食べていたことなどがわかります。また、ストレスと甘いものの関係も見えてきます。
シュガーホリックから抜け出すストレス解消法
シュガーホリックかもしれないと思ったら、まずは反射的に甘いものを食べてしまう習慣から改善しましょう。甘いものが欲しくなったら、すぐに飛びつかず、温かい飲み物を飲むなど、ワンクッション置いてみましょう。また、すぐに食べられるお菓子ではなく、血糖値の変動が比較的ゆっくりな多糖類(炭水化物)に切り替えてみましょう。
そして、大事なことはストレスを上手に発散すること。お気に入りの音楽を聞いたり、楽しめる漫画を読んだりするなど、手軽に行える趣味を見つければストレスは解消できます。スイーツに飛びつくのではなく、まずは普段の習慣から見直してみましょう。