毎年2月中旬から3月の下旬頃まで多くの来園者の心を虜にする庭園「鈴鹿の森庭園」が2020年もオープンします。早春の澄んだ空気の中、鈴鹿山脈をバックに約200本もの美しいしだれ梅が咲き誇る様は、まさに人々を魅了する庭園。梅の開花時期のみ美しく手入れされた梅園を一般公開しています。毎年多くの来園者が訪れる「鈴鹿の森庭園」の最大限に楽しむコツもご紹介します!
鈴鹿の森庭園とは?
2014年にオープンした三重県鈴鹿市にある「鈴鹿の森庭園」。近年多くの人で賑わう観光スポットとなったこちらの庭園は、しだれ梅の栽培において古くから伝わる日本の伝統的な技を今に伝え、未来へ継承していくために赤塚植物園が「研究栽培農園」として作りました。
庭園内は、濃いピンク色の八重咲き品種の代表「呉服枝垂」を中心に、200本以上の梅が咲き誇ります。高さ6メートルもの大木をはじめとする「しだれ梅」や、日本中から集められた様々な梅が匠の技により見事に調和しています。
来園時間のねらい目は?「マジックアワー」の絶景を逃がすな!
鈴鹿の森庭園の営業時間は通常9:00〜16:00。人気の庭園ですので駐車場や周辺道路が心配だからと、朝一番を狙って出発!という方も多いと思います。朝の澄んだ空気と梅の香りを楽しみたい方は、ぜひ朝一番を狙ってお出かけしてみてください。
午後になるにつれて、人も車も多くなりますが…実はライトアップ期間中の庭園は時間を延長し21:00まで(入場は20:30まで)営業しているので、午後からでもゆっくり楽しめます。
※ライトアップ期間は公式サイトにて確認
ライトアップ期間中に訪れる場合は、夕暮れになる少し前あたりの時間帯を狙って来園するのがおすすめ!真っ青な青空と梅の美しいコラボレーションを楽しんだ後は、日没後のブルーアワー、幻想的なライトアップと3回の全く異なる表情の庭園を楽しむことができるのです。
日没後の美しいブルーアワーを楽しんでからライトアップが始まるまでの時間は園内で少し休憩を。軽食やお弁当、ドリンク等を購入する事ができる簡単なお店や、お土産を販売している売店もあります。
ここは見逃さない、園内の見どころ解説!
庭園の入り口を入ると一面に広がる梅。入り口近くから楽しんでしまいそうですが、まずは見晴らし台へGO!!
見晴らし台は、園内の梅園と鈴鹿山脈が一望できる絶景ポイント。庭園内でもとても人気のスポットですので早めに訪れましょう!
園内を散策していると、それぞれの梅の木の前に「看板」が立っている事に気が付きます。その中でもひと際存在感があり、いつも多くの人に囲まれているのが「天の龍」と「地の龍」の2本。推定樹齢はなんと100年以上!その名の通り、天に昇る龍のような迫力と美しさにしばらく足を止めてしまいます。
職人技で作り上げられた庭園内には、匠の思いが込められています。園内には早咲きから遅咲きまで多くの種類があるので、長い期間楽しめます。また真っ白な花が特徴的な実梅「白加賀」が、ピンク色の花々との綺麗なコントラストを見せてくれます。しだれ梅とは異なり、ぐんと空に向かって伸びる力強い様子が見る人々の心を動かしてくれるでしょう。
期間限定のライトアップを見逃さないで!
ここまで日中の美しい庭園をご紹介しましたが、やはり期間限定でライトアップされる庭園は格別!見晴らし台からは昼間とは全く違う世界が広がります。
見渡す限り360度広がる幻想的な景色に多くのカメラマンが列を作ります。
高さ6メートルを超える日本最大級の大木はライトアップされ、さらに存在感を放ちます。暗闇に濃いピンク色の大木が浮かび上がる様子は神々しく、息を呑むような美しさです。
日本の伝統を受け継ぐ美しき梅園を満喫!
日本の伝統園芸を次世代へ引き継ぐ「鈴鹿の森庭園」。匠が仕立てた素晴らしい梅園には、訪れる人々の心を魅了する日本が誇る景色が広がります。
寒い冬が終わりを告げ、春になる準備が始まる季節、「鈴鹿の森庭園」を訪れてぜひ感動の絶景を楽しんでください。
2020年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
川越 コウ
