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松丸亮吾「僕は結構苦手なことが多い」、“ありのまま”自分との向き合い方【オリコン ライターズ】
欽ちゃんと香取慎吾さんの掛け合いは、ずっと見ていられるほど尊い
松丸は『欽ちゃん&香取慎吾の 第99回全日本仮装大賞』(2月12日(月・祝)、後7:00〜)に審査員として出演する。1979年にスタートして以来、今回で99回目を迎える、日テレが誇る国民的番組だ。今大会は全国12ヶ所で予選を実施し、応募総数3292組から選ばれた34組がスタジオに登場し、思い思いの仮装パフォーマンスを披露する。優勝チームには賞金100万円が贈呈される。
「前回大会の際は無観客で制限も多く、それでも素晴らしい作品を間近で見ることができてとても嬉しかったんです。でも今回有観客で開催されて、審査員として参加させていただいたのですが、やっぱりお客さんの歓声などに押されてか、ステージ上での出演者の皆さんの熱気もすごくて本当にびっくりしました。特に欽ちゃん(萩本欽一)が登場した瞬間は、「そんなに大きな音が出るの(驚)!?」っていうくらい会場からの拍手が鳴り止まず、ボルテージも最高潮になって。この番組がいかに愛されているのかを感じましたし、あの瞬間に会場で立ち会えただけでも光栄でした」
出演者の仮装パフォーマンスに加え、萩本と香取慎吾の2人の司会も番組の見どころ。「お2人とも相変わらず楽しそうだったなあ」と振り返る。
「お二人の淀みないかけ合いが以前から好きでしたが、特に今回は2人がすごく嬉しそうにしているのを見て、キュンとしました。欽ちゃんの全力でボケるのですが、これに対して香取さんが「待ってました!」と言わんばかりに楽しそうに突っ込む感じとか。なんかずっと見ていたいと思うくらい尊いものでした」
優勝賞金は100万円。もし100万円をゲットできたら何に遣いたいかという質問については、”謎解き愛”あふれる答えが返ってきた。
「子どもたちに向けて謎解きのイベントを開きたいです。東京タワーにイベントホールがあって、以前そこをお借りして開催したこともあるのですが、また別のどこか大きな会場を借りてやりたいです。謎解きを体験したことがない人も、イベントを通じて体験することで、興味を持ってくれると思うんですよね」
同番組は国民的人気番組だが、愛される魅力はどこにあると感じているのだろうか。
「『仮装大賞』は、おおむね特別に芸能活動をしてない一般の人たちが、一生懸命取り組んだ成果を発表する場だと思っています。そういう人たちの姿を見て自分もやってみたいと思ったり、元気をもらったりするなど、出場する人も番組を見る人も心を動かされることがこの番組ならではの魅力だと思います」
好きなことはとことん楽しむことで、チャレンジが楽しくなる
「この作品と出会ってから、『仮装大賞』にドはまりしました。これほどまでに独創的かつ圧倒的な世界観を表現している作品があったんだと衝撃を受けました。以来、作品を見る際は固定観念を捨てて、フラットな状態で臨むように心がけています。あとそうそう、最近はYou Tubeで『仮装大賞』の公式動画が上がっているんです。中には1000万再生を達成している作品もいくつかあるので、ぜひチェックしていただきたいです」
続いて『ライターズ!』の『松丸亮吾の方程式』コーナーに。これは松丸についてより深く学んでいくうえで、松丸亮吾という人間を語る上で不可欠な2つの要素を、方程式風に教えてもらうというもの。フリップにしたためた方程式は「好きなこと/苦手なこと」。
食レポはその好例で、あるとき『ヒルナンデス!』で食レポをしたところ、それがヒドかったんです。でも南原(清隆)さんが、僕のあまりにひどいレポートを逆に気に入ってくれて、それ以降、食レポのチャンスがあるときは必ずふってくれるようになりました。もちろん僕は苦手なので毎回ヒドいありさまではありますが、自分なりに一生懸命取り組んでいます。おかげで、それまでは当たり障りのないコメントばかりだったのですが、いまでは気持ちも振り切って、自分の思ったコメントをするようになりました。すると、あんなにイヤだった食レポが好きになったんです」
「そんなときに、僕の中でこの方程式が浮かびました。苦手なことはそのまま、ありのままでよくて、そこにかける時間を減らす一方、好きなことに全力投球をすることで、分子の数がどんどん大きくなっていく。いまでは分子の数のほうが圧倒的に大きくなって、チャレンジすることがすごく楽しくなってきました」
最後に『欽ちゃん&香取慎吾の 第99回全日本仮装大賞』の見どころをフリップにしたためてもらった。そこに書かれた言葉は「いろんな感動ができる」。
子どもの頃は『仮装大賞』に出場したかったという松丸。キャプテン・オオサワの姿を見るにつけ何かひらめいたようで…。
「あ、そうだ! キャプテンがいま着ている衣装を借りたら出られるじゃないですか(笑)! 来年はお借りするかもしれないので、そのときはよろしくお願いしますね(笑)」
糸のように目を細め、顔いっぱいに朗らかな笑顔を浮かべる。松丸亮吾は最後まで陽だまりのような人だった。
(取材・文/キャプテン・オオサワ)
※取材の模様は、11日放送の『ライターズ!』(日本テレビ 毎週日曜深1:25)でもご覧いただけます。
1979年に始まり、今回で99回目を迎える。一般の参加者がアイデアを生かし、ひとつの作品をゼロから一生懸命作り上げ、披露する。前回大会(2020年12月開催、2021年2月放送)はコロナ禍での開催で、無観客収録の中、1人で行う作品と同居する家族だけの作品に制限されたため、通常の開催としては4年ぶり。ファンが待ちに待った大会が復活する。
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