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小芝風花&吉岡秀隆、鹿児島発ドラマで共演 天災と隣り合わせの街で「幸せ」を探す

 女優の小芝風花、俳優の吉岡秀隆の共演で、来春にNHK・BSプレミアムにて放送予定の鹿児島発地域ドラマ『この花咲くや』が制作されることが12日、発表された。

鹿児島発地域ドラマ『この花咲くや』に出演する小芝風花

鹿児島発地域ドラマ『この花咲くや』に出演する小芝風花

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 鹿児島不動産業界では「桜島がきれいに見える部屋」はおすすめとして紹介される。行政は「マグマシティ」として街をPRし、市内の定食屋には噴火の瞬間を捉えた写真が飾られ、地熱の温泉も豊富…。だが、桜島は何度も大きな被害をもたらしたこともある活火山。

 灰は鹿児島の農産物に打撃を与え続け、噴火にともなう災害がしばしば街を襲う。降灰すれば洗濯物は干せないし、薄暗く、車には灰がどっさり積もり、いつ大きな噴火が起こってもおかしくない。いいことばかりではないのだ。それでも鹿児島の人々は桜島を愛し続ける。本ドラマでは、寄り添うことに素直になれない2世代の男女が、天災と隣り合わせの街で「幸せ」を探す姿が描かれる。

 小芝が演じるのは鹿児島の不動産会社に勤める坂元知花。仕事でも伸び悩み、恋人からのプロポーズにも応えきれない日々が続いていた。そんなある日、津村幸次郎(吉岡)が家探しに不動産会社へとやってくる。鹿児島には縁もゆかりもない幸次郎のために、知花はイチオシの桜島ビューのマンションを紹介する。しかし、内見した幸次郎は「桜島が見えない家がいい」と言いだす…。

■キャストコメント
・小芝風花
私は鹿児島に行ったことはまだ1度もありませんが、自然豊かで、食べ物もおいしそうで、人が温かそうな印象を持っています。
今回の作品は、生まれも育ちも鹿児島で、桜島が噴火するのが当たり前の中で育った女性を演じさせていただきます。桜島の噴火が「日常」だからこそ「災害」「被害」といった認識がなく、今までになかったのだから、大きな爆発なんて起きないと、心のどこかで思ってしまっているのが、印象的でした。と同時に、降灰すれば洗濯物が干せなかったり、車に灰が積もったり、生活をする上で不便なところもあるけれど、それでも鹿児島と桜島を愛する人々の心を通して、本当にすてきな場所なんだろうなと、鹿児島で撮影するのがとても楽しみになりました。

・吉岡秀隆
コロナ禍になり、震災のことが忘れ去られていくのではとないかと思っていたときにお話をいただきました。
ドラマや映画の制作も困難な時代ですが、忘れてはならない人の持つ悲しみと、そこから生まれるであろう希望を見つけられるような作品になればと思っております。

関連写真

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