ロックバンド・SHAKALABBITSのベース・KINGが、11月20日に行われた宇都宮大学での学園祭ライブをもって、バンドを脱退したことが12月1日、公式サイトで発表された。KINGは「自分の不甲斐なさが原因で音楽と向き合えなかった」と脱退理由を綴り、何年も前から楽曲制作ができなくなっていたことを明かした。

　結成以来、13年にわたってベースを担当してきたKINGだが、「ベースのフレーズを作ることもできなくなり、みんなのアイデアに頼りっきりになってしまい、自分の中が空っぽだった事に気付きました。それがだんだんライブにも影響し始め、曲を覚える事もできず、情熱は冷め始め、楽器を持つ事も辛くなり演奏をすることが楽しめなくなっていた」と告白。「本来ならば、自分たちのワンマンツアーなどで自分の口からみんなに直接伝えるべきでしたが、次のツアーまで頑張る自信を無くしてしまった」と公式サイトでの脱退発表となった。

　今後については「次に自分が何をやるかはっきりとは決めていませんが、自分の生活習慣や生き方から見直して、大自然の中で体を使ったような仕事をして生きていきたいと思っています」と綴り、「SHAKALABBITS人生13年間の中で、友達とは何か？家族とは何か？を学んだ気がします。だからこそ自分はこれからの人生に、その経験を活かしてかっこよく生きていきたいと思うし、SHAKALABBITSにはもっとかっこよくなっていってほしいと願います」。

　今後は新しいベーシストを迎え、新生SHAKALABBITSとして活動していくとしている。