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鶴瓶、映画『おとうと』に感銘受けた吉幾三からアンサーソング贈られる

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 ドイツの『第60回ベルリン国際映画祭』で映画『おとうと』がクロージング上映され、特別功労賞(ベルリナーレ・カメラ賞)を受賞した山田洋次監督が11日、同作に主演した女優の吉永小百合、落語家の笑福亭鶴瓶とともに東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見した。鶴瓶は、同作に感銘を受けた歌手・吉幾三から贈られたアンサーソング「姉ちゃんへ」を「日本の演歌の素晴らしい歌を書く吉幾三さんが仕事じゃなく、僕個人に作ってくれた」と記者団に初披露した。

映画『おとうと』の記者会見に出席した笑福亭鶴瓶 (C)ORICON DD inc. 

映画『おとうと』の記者会見に出席した笑福亭鶴瓶 (C)ORICON DD inc. 

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 3人が顔を合わせるのは今年1月30日の公開初日以来となり、仕事の都合でベルリンに行けなかった鶴瓶は外国人記者らの前でのあいさつに「ベリーベリーハッピー」と満足げ。「映画に出て主役に近い役をすることがないので、出た影響力を2人以上に感じています」と実感した。「姉ちゃんへ」はこの日1番だけの紹介だったが「覚えてたらどっかで披露します。3番が良いんですよ」と笑わせた。

 山田監督は「僕にはもう縁がないかと思ってあまり映画祭のことを考えていなかった。かなり突然でして、後を追うようにして賞をもらって大変びっくりしました」と映画祭を振り返った。さらに現地の観客が「日本の観客とまったく同じように泣いたり笑ったり」したことから、「映画って言葉や文化の壁を超えて人と人が繋がりあえる芸術なんだって感じて帰って来れた次第です」と映画の魅力を改めてかみ締めたという。

 現地に同行した吉永も「山田監督のご受賞をすぐ近くで見ることができました。そのときの感動は今も私の胸のなかに残っています。2年前の『母べえ』に続いてまたベルリンで上映され、ベルリンの方々の温かい拍手をいただけたことはこれからの私の仕事の大きな励みになると思っています」と感慨深い様子。

 鶴瓶も同作が「まさかドイツまで行ったり、外国の記者の方の前でしゃべるなんて考えていなかったことなので、山田さんの映画に参加してよかったなと思っています。どうぞ」と通訳にあわせてゆっくりとスピーチしていた。

 同作は山田監督が10年ぶりに手がけた現代劇で、厄介でもあり、切っても切れない弟との関係を通じて家族という絆と、そのなかにある希望を描く。国内では観客動員165万人を突破するヒットを記録し今も公開中。

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  • 映画『おとうと』の記者会見に出席した笑福亭鶴瓶 (C)ORICON DD inc. 
  • 映画『おとうと』の記者会見に出席した(左から)笑福亭鶴瓶、山田洋次監督、吉永小百合 (C)ORICON DD inc. 
  • 映画『おとうと』の記者会見に出席した吉永小百合 (C)ORICON DD inc. 

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