歌手の五木ひろしが、BS朝日の歌謡特番『日本の名曲 人生、歌がある』（7月6日放送、後7：00〜20：54）で、司会に初挑戦することが27日、わかった。時代を超えて愛されてきた20の名曲を紹介する同番組。収録後、五木は「今回は初回でしたので、今後はもっとフリートークを広げられたら楽しくなるかなと思います。『次に繋げたい』という気持ちでいっぱいです！」と目を細めた。

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　司会に抜てきされた理由について「“誰よりも歌をよく知っている”ということだと思っています。だいたい2000曲ぐらい、僕の頭の中には入っているので、伝えたい歌がいっぱいあります」と自負。

　来年芸能生活50周年を迎える五木は「100年そこそこの歌謡史ですが、日本の歌というのは、日本の文化のとても重要なところだと思っています。僕が生きている限り、歌謡史を歌い継いでいきたいし、日本の歌の素晴らしさを若い人に伝えていきたい」と熱い想いを抱く。

　「人間が生きていくために、『歌』は必要なものです。寂しい時、辛い時、それぞれの人生の歌があると思います。番組を通して、そんな歌をお届けできたらうれしいです。番組が続いた暁には、私一人で100曲歌いたいですね」と笑った。

　番組は3部構成で、第１部は“五木ひろしが選ぶ名曲10作”と題して、美空ひばりが歌った「リンゴ追分」（岩本公水）や春日八郎の「別れの一本杉」（五木ひろし、吉幾三）のほか、「また君に恋してる」（坂本冬美）、「魅せられて」（ジュディ・オング）、「聖母（マドンナ）たちのララバイ」（岩崎宏美）、「千曲川」（五木ひろし）などをお届け。

　第2部は “テレサ・テン トリビュートアルバム”として、今年で生誕60周年のテレサをしのび、過去の映像と五木のジョイントで「時の流れに身をまかせ」を披露。第3部は“あなたの心にこの一曲”と題して、美空ひばりの名曲「愛燦燦（さんさん）」（伍代夏子、Le Velvets）、「岸壁の母」（坂本冬美）、「人生いろいろ」（石原詢子、岩本公水）などを紹介する。