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寺島しのぶ主演、木嶋佳苗被告の結婚詐欺連続不審死事件をドラマ化

 女優の寺島しのぶが、3月に放送されるWOWOWのオリジナルドラマ『ソドムの林檎』に主演し、結婚詐欺連続不審死事件の被告人を演じることが12日、わかった。1億円以上の結婚詐欺を働き、昨年4月の一審判決で3人の殺人罪などで死刑を言い渡され控訴中の木嶋佳苗被告の首都圏連続不審死事件に着想を得たサスペンスドラマ。フィクションとはいえ、女性の心の叫びを描く衝撃的、刺激的な問題作になりそうだ。

寺島しのぶ主演で結婚詐欺連続不審死事件をドラマ化

寺島しのぶ主演で結婚詐欺連続不審死事件をドラマ化

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 ドラマは、外見の美しさゆえに偽りの愛を受け、それを憎んで自らの顔を醜くするために手術した女性と、醜さゆえに愛されないと思い美しい顔へと整形した女性、対照的な2人を軸に、なぜ人は美しさを求めるのか、男は女に大金を渡し、どんな夢を見たのか、多くの人が持つ心の闇を鋭く描く。映画『キャタピラー』(2010年)で第60回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞に輝き、世界が認める演技派女優・寺島が、男たちを振り回す女の深い闇を体当たりで演じる。

 監督は廣木隆一氏。2008年6月、7人が犠牲になり、10人が重軽傷を負った秋葉原殺傷事件をモチーフにした映画『RIVER(リバー)』(2011年)の原案・脚本・監督を手がけたことでも知られる。『RIVER』で廣木監督は、事件で恋人を亡くした女性を主人公に、第三者的な視点でストーリーが展開していった。今作では寺島演じる宮島惠にだまされ、自殺した男の元恋人・万里が、事件の動機や背景を探っていく。

 自殺した元恋人・義雄が結婚の約束をしていたという惠のことが気になった編集者の万里は、男性を装って婚活サイトの会員になり、惠とのコンタクトに成功する。惠に会いに行くと、ちょうど彼女が警察に連行されるところだった。惠の裁判を傍聴するようになった万里は彼女にのめり込んでいき、その動機を探るため、ルポライターの健吾とともに彼女の生まれ故郷の島に赴く。

 恵の生家はカクレキリシタンの子孫が住む集落にあった。恵の級友によると、彼女は“島一番の美少女”だったという。現在の風貌からは想像がつかない情報に驚く2人。何が恵の運命をゆがめたのか? そして恐るべき疑惑が浮かび上がる。

 同番組は3月23日スタート、毎週土曜午後10時より放送、全4話(第1話無料)。

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