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内田けんじ監督最新作、上海映画祭で脚本賞受賞「全ての人に感謝」

 内田けんじ監督・脚本、俳優・堺雅人主演の映画『鍵泥棒のメソッド』が24日、中国・上海で開催された『第15回上海国際映画祭』のコンペティション部門で「脚本賞」を受賞した。内田氏は「映画の脚本は、映画が完成した時に完成するも のだと思っています。この映画に参加してくれたスタッフ、キャスト全ての人に感謝しています」と、喜びをあらわにしている。

堺雅人と香川照之の演技対決は必見! 『第15回上海国際映画祭』で「脚本賞」を受賞した映画『鍵泥棒のメソッド』(9/15公開)

堺雅人と香川照之の演技対決は必見! 『第15回上海国際映画祭』で「脚本賞」を受賞した映画『鍵泥棒のメソッド』(9/15公開)

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 106の国と地域、1643の応募作から選出された全17作品で争われた同部門に、日本から唯一選出された同作。上映当日は5スクリーン(約3000席)のチケットが即完売するといった盛況ぶりだった。同映画祭では、過去に岩井俊二監督の『リリィ・シュシュのすべて』(審査員特別賞、最優秀音楽賞)、山田洋次監督『武士の一分』(最優秀音楽賞)などが受賞してきたが、脚本賞は今回が初めてとなる。

 内田監督はデビュー作『運命じゃない人』(2005年)で同年『キネマ旬報』の映画脚本賞、『ヨコハマ映画祭』で新人監督賞と審査員特別賞のダブル受賞など国内の映画賞を総なめにした期待の新鋭。2作目の『アフタースクール』(2008年)も緻密な構成と、先の読めないストーリー展開が話題を集めていた。今回主演を務めた堺は『アフター〜』でも内田作品に参加し、共演の香川照之広末涼子は初参加となる。

 同作は町の銭湯に偶然立ち寄ったプロの殺し屋(香川)が、石鹸で足を滑らせ転倒したことで全ての歯車が狂い始める。その一部始終を見ていた、金なし、仕事なし、女なしの売れない役者(堺)が、番台で男が取りだした分厚い財布に目がくらみ、脱衣所の自分の鍵を気絶している男のものと交換し、人生そのものを入れ替えようと試みる。もちろん、相手の職業も知らずに…。記憶が戻らない殺し屋と、“仕事”を依頼される貧乏役者、さらにもう一人の女性編集者(広末)を巻き込みながら、悲喜こもごもな人間模様が交差していく。9月15日より全国公開が決定。

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 映画『鍵泥棒のメソッド』

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